ブログのタイトル変更

こっちの方は大分ご無沙汰でしたが、このたび、ブログのタイトルを変更してみました。 自分の場合、仕事、家庭、その他の趣味などある中で、片手間に趣味の一環で勉強してるだけなんで、一端に研究って名乗っちゃっていいのかなと・・・(笑)、しばらく前から…

『楞伽経』と『ヨーガ・ストーラ』との関係について

大学院紀要に掲載の論文が公開されました。 archives.bukkyo-u.ac.jp 本稿では、『ヨーガ・スートラ』、『ヨーガ・バーシュヤ』と時代的に近く、共通する語も多い『楞伽経』との関係に注目して、その影響関係について、他の瑜伽行派の文献も視野に入れつつ、…

虚妄なる分別?

今年もよろしくお願いします。 昨年末に届いた印仏研。 その中で、実際に発表も聞いていて、すごく面白かったのが、同じ佛大の院生、金俊佑さんの以下の論文。 複合語 abhūtaparikalpa は karmadhāraya か 虚妄分別 abhūtaparikalpaは「虚妄なる分別」という…

Schmithausen Collected Papers Vol.1

今年もいよいよ押し迫ってきました。 仕事は昨日まで。店は28日まででしたが、昨日はちょっとお客さまのところへ出張。今年の仕事はこれで終わり。 先日、『印仏研』と一緒に、来年3月発行の大学院紀要の初校が来る。枚数オーバー、1ページ分削除要請・・・(笑…

古代金属国家論

先日、書店に立ち寄った時にこちらの本を見つけ、立ち読みで読み終えちゃうくらいの薄い本でしたが、内容が内容なだけに買っときました。 古代金属国家論 (立東舎文庫) 作者: 内藤正敏,松岡正剛 出版社/メーカー: リットーミュージック 発売日: 2016/11/18 …

写本を読む

今、写本を読んでます。 まず、その文字に面食らい、慣れるまで時間を要しましたが、その文字を解読して、複数の写本と比較して、さらにチベット訳、漢訳とも比較して校訂テキストを作らねばなりません。私が読んでいる経典は今からおよそ100年前に、当時入…

近代仏教といえば…

最近読んだ本としては、以下のものがあります。 入門 近代仏教思想 (ちくま新書)作者: 碧海寿広出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/08/04メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る明治になって西洋哲学が流入してきたときに、日本人がどのように…

思えば12年…

ふと思いましたが、このブログを始めて、もう12年になるんですね。最近は更新頻度も落ちてきてますが…。 はじまりは、2004年でした。 2004年といえば、アテネ五輪、東北楽天イーグルスの誕生など、もはや完全にひと昔前。 その時から比べると世の中も、古本…

高崎先生の英文著作選集

先月末が〆切の大学院の紀要ですが、何とか書き上げました。これで論文は紀要1本、印仏研2本ということになります。履修要覧をめくってみますと、一応これで博士論文の提出要件はクリアされてることになりますが…。 印仏研は短いので、あと2本は書きたいとこ…

印仏学会、ポスト平川彰時代の仏教学のゆくえ

こちらを更新するのはすごい久しぶりです! 先日、9月3日・4日と、東大で印仏学会が開かれました。 3日は店を開けていたのですが、おかげさまでいろいろとお買い上げいただきました!毎年東大でやってくれないかなぁと、正直思ってしまいましたよ…(笑)。 …

漱石とインド哲学

今年の印仏学会の案内が届きました。実は私も発表の申し込みをしたのですが、応募者多数ということで、叶いませんでした…。 今年のパネル発表、「インド仏教研究の未来―ポスト平川彰時代の仏教学のゆくえ」がやはり人気でしょうか。Zimmermann先生、佐々木先…

古代日本にインド人は来ていたのか?

先日、たまたまこちらの本を見かけました。大野先生の一大論考です。弥生文明と南インド作者: 大野晋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/11/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る日本の弥生時代に、南インドの巨石文化が海上の道を通っ…

インド論理学研究 第8号

昨日山喜房さんの前を通りかかったら、あの見覚えのある、青い表紙の論文集が積み上がってるのが見えました。今回は松田先生の還暦記念号だというのを聞いていましたが、内容の方も諸先生方の注目すべきものがいろいろ収められていましたので、買ってしまい…

日本語で哲学する

以前から継続して読んでいたこちらの本、やっと読み終わりました。再発見 日本の哲学 和辻哲郎――人格から間柄へ (講談社学術文庫)作者: 宮川敬之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/09/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 和辻の著作は様々な領域…

近代仏教スタディーズ

4月になり、2016年度もスタート。休学も終えて、復帰しましたが、そんな折、こちらの書籍が出ましたので、早速購入しました。近代仏教スタディーズ: 仏教からみたもうひとつの近代作者: 大谷栄一,吉永進一,近藤俊太郎出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2016/04…

神々の闘争 折口信夫論

ひと段落ついたので、息抜きの読書。神々の闘争 折口信夫論作者: 安藤礼二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る言語情調論 (中公文庫)作者: 折口信夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/09メディ…

これからのエリック・ホッファーのために:在野研究者の生と心得

以前、こちらでも触れましたEn-Soph 在野研究のススメが書籍化されましたので、早速購入いたしました!これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得作者: 荒木優太出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2016/02/24メディア: 単行本この商品を…

YOGA BODY

私は別にヨーガを実践しているとか、そういうのではないのですが、ここしばらくは、パタンジャリのヨーガ・スートラとその注釈書を読んでましたので、その関係で、この本が気になって買ってみました。ヨガ・ボディ: ポーズ練習の起源作者: マーク・シングル…

史上最高の「序文」と「出版後記」

こちらは、店番をしながら思わず手に取り、読んでしまった本。漢和辞典に訊け! (ちくま新書)作者: 円満字二郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (25件) を見るちょっと前に出た本ですの…

休学を終えて…

2016年も気づけば2月・・・。遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。 来月で3年に及んだ休学期間が終わります。復学するか、退学するか、選択を迫る通知が大学事務局から先日来ました。 その通知とともに、私の先輩の博士論文公開口頭試問の通知も届…

年末年始の読書

今年ももうすぐ終わり。毎年この時期になると、ついついいろいろと本を買ってしまいます。まずはこちら。漢文入門 (学芸文庫)作者: 前野直彬出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2015/12/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るなんか、いつも「漢…

新国訳大蔵経 楞伽経

早いもので、今年も残りわずかとなってきました。例年12月前半は慌ただしくなります。まずは、古書会館での大市が準備期間も入れて丸一週間あり、その間ずっと店を留守にしてました。そしてその後は、自店の目録発行とその対応、その合間をぬっての出張買取…

ブッダは実在しない

書店に立ち寄った時に偶々見つけてしまい、そのまま買ってしまった本。見事にタイトルに釣られてしまった感じです。ブッダは実在しない (角川新書)作者: 島田裕巳出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブ…

テクストを疑え!

出たばかりのこちらを早速購入。テクストとは何か:編集文献学入門作者: 明星聖子,納富信留出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2015/10/29メディア: 単行本この商品を含むブログを見る副題として「編集文献学」という、ちょっと聞き慣れない言葉があ…

大乗経典の誕生

平岡先生の新刊が出ましたので、早速買いました。大乗経典の誕生: 仏伝の再解釈でよみがえるブッダ (筑摩選書)作者: 平岡聡出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2015/10/13メディア: 単行本この商品を含むブログを見る大乗仏教の起源・誕生については近年いろ…

大乗のアビダルマ

近年、そのサンスクリット写本が発見され、校訂テキストも出され、注目を集める世親の『大乗五蘊論』ですが、待望の一般向け解説書が出ましたので、早速買ってみました。『大乗五蘊論』を読む (新・興福寺仏教文化講座)作者: 師茂樹出版社/メーカー: 春秋社…

高野山

高野山へ行ってきました。今年は、816年に弘法大師空海が密教の道場をこの地に開いてから1200年の記念の年にあたるそうで、印仏学会もそれに合わせて9月19・20日に高野山大学で開催されました。高野山というと、以前近くまで本の買取で来たことがありました…

ヤスパース・ルネサンス

今年はヤスパースという哲学者がひそかに注目を集めそうです。ドイツ本国で初めての全集(Karl Jaspers Gesamtausgabe)が刊行されるからですが、その日本語版もそのうち出る計画があるようです。ヤスパースというと、今どれだけ読まれているのかよく分かり…

バガヴァッド・ギーター詳解

出たばかりのこちらを早速購入。買ってもすぐに読むというわけではないのですが・・・。全18章700の詩節を全訳。構成としてはまずは各和訳があって、それぞれの詩節に対する解説が続きます。この解説部分と、「現代人にもわかる明解な言葉で」というのが本書の…

ランカーの場所についての諸説

ランカーの場所については、今までここで触れてきましたが、先日こちらの本を書店で見かけ、立ち読みしているとその辺について結構触れられていましたので、購入して飛ばし飛ばし読んでみました。この本は佐々井氏の口述をもとに書かれているので、註記が全…