インドのイム

すっかり忘れていたこちらの展覧会。展示の様子はこちらでも見れます。行きそびれてしまいましたので、図録だけでもと思い、購入してみました。同時期にやっていた他の展示は、うちの店にもポスターやチラシ等がきたり、他でも見かけることもありましたが、…

スリランカの大乗仏教

発売されたばかりのこちらを入手。発売当初はAmazonはじめネットでは一時的に在庫切れとなっていて、注文出来ませんでした。そんな折、ふと日本の古本屋で検索してみると、あるではないですか!しかも新本同様!!というわけで、即注文。あっという間に手元…

チベット語の般若心経

先日、ここをご覧いただいたという方から、店に電話がありました。そのRockwellの本を入手したいそうなんですが、品切れになっているようで、入手困難な状況であると。調べてみますと、確かにamazonではOut of Printとなっていて、古書の検索サイトで見ても…

比較思想と逆さ日本図

先日は、東洋大学で比較思想学会がありました。すぐ近くでしたので、行ってみようかと思いましたが、いろいろとやらなきゃいけないことが目白押しだったので、今回は(今回も?)パスしてしまいました。残念。個人的には非常に興味がある学会で、いずれは私…

インド・グリーク

先日たまたまこちらの本を入手しました。異端のインド作者: 定方晟出版社/メーカー: 東海大学出版会発売日: 1998/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見るネットで検索してみますと、この本についての書評のようなものがあまり見られないので、どのよ…

ヴェーダーンタ

いつのまにか新年度となっておりました。仕事の方は年度末だったこともあり、出張買い取りなどバタバタしてました。今月もまた数千冊規模の買い取りが控えておりますので、倉庫整理と店の在庫整理に日々励んでます。ここ最近は専ら印哲関連の本を、分かった…

ヨーガ学派と唯心思想

私が読んでる経典には、サーンキヤ関連の用語というのがポツポツと出てきます。初めはそれほど気にも留めなかったのですが、最近になって何だか気になってきました。今までは仏教内部の影響関係ばかりに目がいってたのですが、もう少し広くインド諸思想に目…

ひとつのインド、いくつものインド

2015年も、よろしくお願いいたします。 こちらは正月休みに読んだ本です。この本のユニークな視点は、古代インドの思想を自然環境、気候変動という点から見てみようというところにあります。 インドでは多くの場所で一年中高温で、大気が乾燥して霞も靄も出…

年末年始にかけて

今年も残すところあとわずかとなりました。12月は大市など古書会館での行事もいろいろあり、そんな中、自家目録を出したり、間隙をぬって出張買取もあったりと、バタバタしてました。この時期は、例年、本が動く時でして、市場にも5トン車、10トン車の大量入…

二楽荘と大谷探検隊展

早いもので、今年も残すところあとひと月となりました。例年通り、今年も慌しい年の瀬を迎えそうな感じです。先日、久しぶりに京都の本学に行ってきましたが、この季節、京都はどこに行っても混雑してましたね。そんな中、午前中に龍谷大ミュージアムで二楽…

楞伽経とスリランカ

10月も半ば。今年も残すところ二ヶ月とちょっとになりました。10月に入り、古書業界もいろいろ活気づいてきました。さて、近頃は楞伽経とスリランカの大乗仏教関連についてずっと調べてきました。本としては、定番ともいえるAdikaran、Rahla、Mudiyanse、Gom…

在野研究の難しさ

久しぶりの更新となります。関東は今夏は暑い日が続いておりましたが、8月の最終週になってその暑さもあっけなく終了。そんななか印仏学会がありましたが、拝聴してまいりました。「新しい視点からのスティラマティ研究」など興味深いテーマもありました。ス…

インド本あれこれ

例年通りではありますが、今年も5月は色々忙しく、なかなか更新ができませんでした。6月に入り、一息ついて、印仏学会の案内も送られてきたところです。今回はちょっと間に合わず、発表はしませんが、いろいろと興味がある発表もあるので、拝聴しに行ってま…

ギリシアのブッダ

先日、こちらの本を偶々見かけて購入。早速読んでみました。古東先生のはいろいろ読みましたが、どれも東西の思想に目配りがされていて、しかも読みやすいので、いずれも愛読書となっています。この本は、ちくま学芸文庫版も併せてしばらく品切れになってい…

ガーターサンスクリット

最近はちょっとパーリ語の韻律について、こちらを読んで勉強しておりました。Pali Metre作者: A.K. Warder出版社/メーカー: Pali Text Society発売日: 1967/12メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見るパーリ語は完全に独学ですが、サンスクリット…

仏性は顕現するのか、発展するのか

こちらの本を読んでおります。このシリーズはどれも勉強になりますが、本書も他に違わずといった感じです。従来の説の再考を迫るものとして、第二章「『如来蔵経』再考」、そして如来常住という場合のnityaについての興味深い考察を含む第三章などに特に興味…

宇井伯寿先生の著作

以前、今年で宇井伯寿先生の著作権が切れるというのを知りました。私が古書業界に入ってからすでに15,6年経ちますが、入った当時はまだ宇井先生の本は結構高く取引され、それでも今よりは売れていたように記憶しています。しかし、最近は値崩れがひどくなっ…

中国仏教史籍概論など

先日、『仏典はどう漢訳されたのか』をここで紹介させていただいたところ、twitterでかなりリツイートいただきました。やっぱりその辺は関心を持っていらっしゃる方も多いのだなと改めて思いました。というより、同書が、紛れもなく名著だったからというのが…

哲学の三つの伝統

1974年に出たこちらが昨年末に岩波文庫入りしておりました。哲学の三つの伝統 他十二篇 (岩波文庫)作者: 野田又夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/12/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る比較哲学の中では、古典ともいえる著作ですし…

仏典はどう漢訳されたのか

気が付けば年末。例年12月は何かと忙しく、バタバタと年の瀬を迎えてしまいますが、デパート展をやめてからは年末年始はゆっくりと過ごせるようになりました。先日店に来店された、ある先生に「勉強進んでる?」と言われ、苦笑いをするのが精一杯でしたが(…

澄む月のひかりに

先日、たまたま入手しましたこちらの本。毎田周一の『澄む月のひかりに』ですが、読み始めてみると思わず引き込まれていってしまいました。調べてみますと、毎田周一は暁烏敏に師事し、京都大学哲学科で西田幾多郎の教えを受け、卒業後は金沢で教員を務めて…

Ślokas and vipulas

最近こちらの論文をようやく読み終わりました。はじめはちょっと取っつきにくく、細部でよく分からない部分も多く、読み通すのに時間がかかってしまいました。しかし、その内容については興味をそそられるものでした。経典は匿名の著者によって、いろいろと…

インド的?

最近こちらの本が出ました。中国唯識思想史研究-玄奘と唯識学派-作者: 吉村誠出版社/メーカー: 大蔵出版発売日: 2013/09/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見る“中国唯識思想史”いうタイトルでは、他になかなか類書を思いつきません。その意味で非常…

Sautrāntika

今、加藤純章先生の『経量部の研究』を読んでます。図書館から送ってもらったものです。古書はなかなか見ないもので、仮に出てきてもかなり高いので、手が出ません(苦笑)。私も何回か扱った覚えがありますが、こういうのは高くても確実に売れるものです(^^;…

忘れられた仏教哲学者

北山淳友という方をご存知でしょうか?ネットを検索しても、Wikipediaに記載もなく、現代では知る人ぞ知るという感じの、いわば忘れられた仏教哲学者です。1902年に静岡県内の浄土宗のお寺に生まれ、宗教大学(大正大学)で望月信亨、荻原雲来に学び、1924年…

The Foundation for Yoga Practitioners

注文を出していたこちらの本が到着。1万円弱の価格とそのボリュームに買うのを躊躇しましたが、松江に行くのに夜行バスを使って、資金を捻出しました(笑)。夜行バスに揺られていくと、この本が待っている。それじゃ、夜行バスにするに決まってるじゃありま…

松江を訪ねて

8/31(土)・9/1(日)と松江で開催された印仏(日本印度学仏教学会)にて発表をしてまいりました。今回が印仏発表デビューということで結構緊張しましたが、無事に終わり今ではほっとしています。松江くらいの規模の街ですと、どこに行っても業界関係者に遭…

中村先生と井筒先生

お久しぶりです。諸般の事情により、あんまり勉強出来てない状況がしばらく続いてます。やっぱり、勉強は若いうちにやるべきですねぇ。中途半端に歳取ってからやろうとしても、なかなか思うようにできないものです。今までは騙し騙しやってきましたが、こう…

大乗起信論と革命思想

先日、たまたまこちらの講座の資料を読ませていただく機会がありました。近代日本、東アジアにおいて『大乗起信論』がいかに受容されていったのかがよくわかるもので、非常に面白く読ませていただきました。特に、ナショナリズムの道具として使われ、中国や…

いくつか新刊書

更新をサボってた間に、いろいろと新刊書が出ています。智慧/世界/ことば: 大乗仏典I (シリーズ大乗仏教)作者: 高崎直道,下田正弘出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2013/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見る このシリーズは出るたびに買ってます…