古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

仏教大辞典入荷

仕事の話をさせてもらいますと、つい最近、『望月仏教大辞典』、『織田仏教大辞典』等の仏教書が入荷いたしまして、今日WEB上にアップしました。『望月』は、実は既に大学図書館の廃棄本のやつが在庫してますが、今回のは状態は良好な方です。
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『織田仏』の方は、縮刷版が新刊で出てますから、ひと頃に比べますと、重厚で豪華な装丁(背革・天金)の元版は値段が下がってしまいましたねぇ。この装丁だけでも縮刷版なんかよりは、高価につけてあげたい気もしますが、なかなかそういうわけにもいかず・・・。でも、重くて両手で持つのがやっと。使い勝手は縮刷版に限りますけど、元版の方が書棚に1冊鎮座してますと箔がつきますねぇ(笑)。
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このほか、元版の『恵心僧都全集』や『伝教大師全集』も入荷いたしました。昭和初期の本ですが、背革に金箔できれいです。この頃の造本技術は高かったんですね。

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来週は高野山の方へ社長が仕入れに行ってくるそうです。また仏教書が入るといいですねぇ。