古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

古書会館と東方学院

今日は、朝から夕方まで古書会館の洋書会へ行ってました。出品するものがありましたので、先週に続いて車で行く。店の車にいっぱい載せるとカーゴ2台分になるのですが、今回もほぼ2台分ありました。それだけの本を載せると、車体がググッと下がってしまうんですよね…(笑)。車には毎回負担をかけて、すまないなと思います、ホント(笑)。今回は、以前にも少しふれましたイスラーム関係の洋書や、その他映画・美術関係の本が溜まってましたので、それらを出品しました。アラビア語のは文字が読めないので、うちで扱うわけにもいかず、出品してしまう(^^; せめて、タイトル頁だけでも、ローマ字表記されてると助かるんですが、全部アラビア文字となりますと、ちょっと困りますな…(笑)。ま、アラビア語を専門にしてらっしゃる方がいらっしゃいますので、専門店にお任せしました。

そういえば、今日はサンスクリット関係を少しではありますが、落札できました。ホイットニーとかマクドネルの文典など数冊程度。

夕方、店に戻って、慌しく発送作業をこなし、急いで東方学院へ。実は、先週は卒論の締め切り間際で休んでしまったのでした。今日のところは予習が間に合いませんでしたが、めげずに出席させていただく。サンスクリットの勉強は忍耐なんですよね、私の場合。とにかく、あきらめず、めげず、続けようと思って励んでます(笑)。


ところで、神保町に行ったついでに、三省堂で本を購入。


新刊で平積されてたので、思わず・・・。

ギーター・サール―バガヴァッドギーターの神髄 インド思想入門

ギーター・サール―バガヴァッドギーターの神髄 インド思想入門


この本は、ギーターの中の詩歌をピックアップして、その音読み(カタカナ表記)と日本語訳が併記されてます。サンスクリットは、ローマナイズ表記ではないので、初等文法を終わられた方が、サンスクリットの深い言葉にふれるという感じで使われるのがいいのではないでしょうか。この本は、他にもサンスクリット関係の本を出してる「サンダハン」という団体によるものです。

しかし、最近はサンスクリット関係の学習書はいろんな形で出版されてるんですね。これからはインドの時代ってよく言われますが、そういうこともあってか(!?)、こういうのを学んでいこうとする人が増えてきたということなんでしょうかねぇ。