古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

中日

月曜日から今日まで、チベット僧院の問答という教育制度についての講義でした。その間、毎日9時から17時半までその講義で、その後は前から続けてる『三十頌』についての勉強会を6時から1時間ほど3日連続でやってました。そして、それが終わったら、図書館に20時半頃までいましたので、食事してホテルに戻るともう22時頃で、あとは風呂に入って寝るだけというような生活をしてました。ちょっと疲れ気味です(笑)。

『三十頌』の勉強会は、一応、五遍行の心所の部分まで終わり、次はとりあえず、秋にマナ識と六識についてやろうということでとりあえず終了。何かバフブリーヒが結構出てきて勉強になる。要はコンパウンドの末尾の名詞の性・数を必ず調べろってことなんですよね。

チベットの問答については、初日にまずチベット仏教の概説をお話いただき、昨日と今日の二日間で、実際にゲルク派・僧院で行われている中の簡単な問答についての説明と演習をするという講義でした。「Xは赤色ではない」と「赤色はXである」という二つの命題の共通項Xは何であるのか?というような簡単なものからはじまり、「類と種」、「類の類と種の種」の関係とか、何か思考が破綻してしまうような(笑)、少しばかりムズカシイ講義でした。

それはそうと、いろいろな方と情報交換をしている中で、レポートの提出についてのアドバイスをいくつかいただく。私は8月は割りと暇なんで、集中してレポートを出していきたいと思いますね。とりあえず、ひとつはもうすぐ完成なんで、何とか8月10日の締め切りに間に合うようにしたいと思います。

明日からは、「大唐西域記」の演習。とりあえず、大蔵経の漢文のコピーを順々に読ませられそうな予感。該当部分はマガダ国とかのあたり(巻八〜)です。