古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

今回の総括

スクーリングのレポート(サンスクリット)が完成しまして、長かったスクーリングもこれで完全に終わり。この前のコメントにも書きましたが、今回のスクーリングでは、レポート作成や修論について、いろいろと情報交換をさせてもらったことが大きかったです。今までズルズルとレポートを提出できずにいたんですが、これを機に心機一転できそうな予感がします。通信の場合、やはりスクーリングはそういう刺激を受ける意味合いが大きいですね。

あと、最後の三日間に受けた仏教史演習の講義は、色々と発見の多い有益なものでした。内容は『大唐西域記』の摩伽陀国(マガダ)や那爛陀(ナーランダ)の辺りを読んだのですが、予習の段階で特に気にすることなくサラっと読み飛ばしていたんですが、実際の細かい解説を受けるとまさに論文ネタの宝庫っていう感じですね。

例えば、巻九の第一結集のところ。上座部の第一結集のすぐ後に、大衆部の結集の話があるところなどは、大変興味深いところ。大迦葉たちの結集の仲間に入れなかった僧達が凡聖両衆とともに大衆部の結集を行うというやつ(東洋文庫版の第3巻の149頁)。唯識なんかやめて、そういうのやった方がよっぽど面白い研究できるぞーという先生のお誘いもありましたし・・・(笑)。

それはそうと、最近ではインドのガヤ空港って、バンコクなどからの国際線が入るようになったんですね。これで、日本からはバンコク経由で直接ブッダガヤーに行くことも可能になったようです。実は私、インドには二度行ったことあるんですが、まだ仏教に興味を持つ前の若かりし頃(笑)に行ったもので、仏教遺跡には全く行ったことはありません。隣のインドの友達はパトナの出身ですし、そういう面でも何か縁を感じてしまいますね。インドって、行った直後は当分いいやって気持ちになるんですが、長いインターバルを挟むとまた行きたくなるんですよね(笑)。何だかインドが呼んでいるような・・・。


そういえば、これもネタです(笑)。

釈迦 [DVD]

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私は観た事ありませんが、どんなものでしょうか。気になります(笑)。