今日は火曜日ですので、午後から洋書会。今日出品されてたなかで、1847年にドイツで出版された世界の文字の図鑑のようなものがありましたので、ご紹介させていただきます。
BALLHORN,Friedrich :Alphabete Orientalischer und Occidentalischer Sprachen. zum Gebrauch zuer Schriftsetzer und Correctoren. Dritte Auflage. 1847.Leipzig (Brockhaus)
直訳すれば、「アルファベット−東洋と西洋の言語」という感じでしょうか。各言語のアルファベット、文字が一覧で表示されてます。セム系の言語からはじまって、ギリシア系のものまで。第3版(1847年)となってましたので、気になってググッてみますと、グーグルのブック検索で、第5版(1852年)ではありますが、内容をご覧いただけるんですねぇ。こちらです。
個人的にはチベットって何となく最後の秘境のイメージがあったんですが、こちらによれば、上の本のすぐ前(1834年)には、チョマ・ド・ケレシュ(Csoma de Koros)の蔵英辞典も出てますし、イェシュケの蔵英辞典も1866年に作られてるんですね。上の本が出たすぐ後ということになります。そういえば、チョマ・ド・ケレシュのはリプリント版がうちの店に有ったような気がします。
上述の本よりも約100年前にこういうのもあるんですねぇ。
何だか面白いものを見させてもらいました。