式も終わって、生活がひと段落しまして、唯識関係をまた読み進める。
といいましても、久しぶりであまり切り替えが上手くできてない感じがして、なかなか進みませんが・・。
唯識ということ―『唯識二十論』を読む (新・興福寺仏教文化講座)
- 作者: 兵藤一夫
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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こちらは、先月に読んでいた『唯識二十論』の概説書。
『唯識二十論』は、唯識の専門的な立場から論議がなされるよりも、一般的な立場に立って唯識ということの証明がなされる点で、ある意味わかりやすいような感じもします。分量的にも短いものですし。内容的には、極微の問題、他者の心の存在、直接知覚など色々面白い議論が展開されてます。最近のもので、『唯識二十論』の概説書って、本書以外にあまりないような気がしますので、お薦めだと思います。
地獄とその番人とか、若干現代の我々が読むと証明になってるのか疑問を感じる場面もいくつかありますが(笑)、それは仏教の輪廻的世界観であったり、業の法則を踏まえたものなんですね。