古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

再発見 日本の哲学

和辻哲郎  人格から間柄へ (再発見 日本の哲学)

和辻哲郎 人格から間柄へ (再発見 日本の哲学)


最近買いました。このシリーズは、分り易い好著だと思いまして、割りと買っております。西田幾多郎大森荘蔵折口信夫石原莞爾など…。個人的には、類書がないということで『大森荘蔵―哲学の見本』asin:4062787539がいいかなとも思います。西田以来最大の哲学者ということですが、その著作集はすでに新刊では入手できなくなり、あまり見かけなくなりました(古書価も高くなりました…)。そういう意味ではこのシリーズのはお薦めだと思います。
流れとよどみ―哲学断章

流れとよどみ―哲学断章


入門書ということではこちらもありますよね。私なんぞ大分昔にささっと読んだだけですが…。大森哲学には、何か「哲学らしい哲学」というような印象を持ってます。考える葦である人間が、考える事を放棄して思考停止に陥らないための思考訓練のような…!?(笑)

冒頭の和辻哲郎に戻りますが、近代的な仏教解釈ということでは、こちらの本も買いたいリストではあります。

近代日本と仏教 (近代日本の思想・再考)

近代日本と仏教 (近代日本の思想・再考)