チャラカの食卓 2000年前のインド料理
伊藤武・著
出帆新社
税込価格(予価): \3,150 (本体 : \3,000
出版社の書籍情報によれば、2000年前に書かれたインドのアーユルヴェーダの本に記載されている料理が、現在のビハール、ベンガルやネパールなどに残る料理の一部とほとんど変わらないらしいんですね。そういうのを手がかりに2000年前のインドの食事を復元できるのではないか、というのが本書の狙いのようです。
となると、お釈迦様が召し上がっていた食事とは何か、そういう問いにもある種のヒントを与えてくれるのかもしれません!?
でも、ターメリックやトウガラシというのが、イスラムの影響でここ二,三百年の間に伝わったものだなんて、びっくりですね。パニール、サブジなど元来のインド料理か思っていたものも同様です。どうやら、インド古代のカレーには、トウガラシの辛さも、ターメリックの黄色もなかったのでしょうか。
先日、インド人の記憶力にターメリックが関係してるのかと書きましたが、そうとばかりも言えなくなってきましたね。いやはや、失礼いたしました…(笑)。