古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

日本国宝デジタル復元とGandhāran Art

こちらは、「デジタル復元」という言葉に釣られ通勤電車用に購入。東大寺の大仏、新薬師寺の伐折羅像、こんなんなりましたけど?って感じ(笑)。私はその筋には、門外漢ですけど、どうなんでしょ…。

日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)

日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)


そういえば、探してるものに2007年の暮れから2008年にかけて、静岡〜福岡、福井と巡回したガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展の図録があります。展覧会には、当初の静岡に行こうという目論見が崩れ、結局行けずに終わったのでありました。会期が終わった後、図録だけでも購入しようと静岡の美術館に問い合わせましたが、生憎売り切れとのこと。というわけで、未だに入手できておりません。古本で探してはいるんですが、なかなかお手ごろの価格で出てきませんね・・・。つい先日も4,000円という値段で一件出てましたが、もう少し安いのないかなと、逡巡してるうちに消えておりました…。せめて2,000円くらいでなら(笑)。
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ガンダーラ美術といえば、こちらが有名ですよね。京橋の方で欧亜美術というお店の店主・栗田氏によるもの。

図書館に行ったときには、パラパラと眺めて楽しんでおりますが、いつか宝くじにでも当たれば購入することもあろうかと思いますが(笑)、なかなか手がでませんねぇ。

同じ著者で、廉価なものもいくつか出ております。南方の仏像がどことなく明るく”陽気”な感じがするのに対し、ガンダーラ経由の北伝の方がしとやかな感じがあって、日本人には親しみが持てるような感じはいたします。
愛しき仏像―ガンダーラ美術の名品
ブッダの生涯―ガンダーラ美術にみる

あと、ガンダーラといえば、前に読んだ『ガンダーラから正倉院へ』という本がよかったかな、という記憶があります。