ことわざで学ぶ仏教

ことわざで学ぶ仏教 (生活人新書)通勤電車用に買ったこの本には、「一富士、二鷹、三茄子、四葬式、五雪隠」(笑)など、知らないことわざが多く載っていて、面白く読ませてもらう。


塵も積れば山となる、とか日常よく使うものも、もとを糾せば仏教に行き着くわけです*1。唯識なんかでも、外界に存在しない事物のことを「塵」というように、仏教では「塵」っていうのは分別とか煩悩と結びつくことが多いようですね。「積る」っていうのも、心(citta)の語源がci-とすると「集める」、「積る」ですから、塵が積るというと、心が垢で雑染されるというようなイメージも何となく湧いてきます。


その他、定番の?お坊さん絡みのことわざ*2から、ことわざ遊び・駄洒落まで、そういうのが好きな方にはたまらない(!?)ネタ本となりそう。というか、最近は「おシャカになる」とかは言わないし(笑)、日常会話では使えないかもしれませんがね・・・。「娑婆の世界は…」とかはまだかろうじて言うかもしれませんが…。

*1:『大智度論』の「譬如積微塵成山難可得移動」(譬えば、微塵を積みて山を成せば、移動を得べきことかたきがごとし)というのが元のようです(大正蔵0719b13 - 0721b26)。

*2:「布施ない経には袈裟落とす」というのは知りませんでした。