仏教学への道しるべ

f:id:furuhon-ya:20090605152212p:image:right:w120古本屋やってますと、いろいろな方の蔵書を見る機会が多いですが、仏教書の中で割とよく見かける入門書として、大谷大学仏教学会編の『仏教学への道しるべ』(昭和55年刊)があります。これは、平川彰先生の『仏教研究入門』と同じような体裁の入門書で、仏教学の各テーマごとに、各々それまでの研究状況が述べられ、入門書や参考文献を列挙しているものです。


しかし、この本は、大谷大学が出しているだけあって、執筆陣は全てその大学の先生方です。雲井昭善、桜部建、佐々木教悟、佐々木現順、舟橋一哉、安井広済、横超慧日、稲葉正就…等等、錚々たる顔ぶれ。今でもまだ有益な本だと思いますので、学生の入門書としては高いレベルだと思いますし、一つの大学にそれだけの教授陣を擁しているというのも、すごいことのように思えます。


インド哲学仏教学への誘い―菅沼晃博士古稀記念論文集たまたま今回入荷した仏教書(日蓮宗関係)の中に混ざっておりました。今では古本で買い求めるしかないですが、見つけたら買っておいても損はないと思います。ま、価格次第かとは思うのですが…(笑)。その他、唯識研究の大家・深浦正文の『仏教研究法』(大正12年初版・昭和47年新版)というのもありますが、新刊で入手できる類書となりますと、こちらでしょうか?こちらの本の表紙はアジャンタ石窟の第19窟で、これが、例の立体マンダラの中心軸のブッダ像。これがドーム形の天井へ伸びて、三次元のマンダラになってるというものだそう。


さて、その先日入手したマンダラの本が面白かったので、こちらも注文を出してしまう。

空海 塔のコスモロジー

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法隆寺の謎を解く (ちくま新書)

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