仏教瞑想論

久しぶりに読書の話題。体調も復活し、本を(集中して)読めるようになり、先日買ったこちらの本を読む。

仏教瞑想論

仏教瞑想論

すでに出ている、いくつかのレヴューの通り、奢摩他、毘婆舎那、心一境性、三昧という瞑想をテーマにして仏教史を通観しようという試みの本書です。原始仏教(の瞑想)が中心で、それとの比較で東アジア仏教(天台,禅宗等)と日本仏教の祖師たちとを比較し、止観が仏教史を通して確認できるという狙いのようです。

もっとも、これもまた既にレビューがあるとおり、瑜伽行唯識派についてはほとんど触れられてません。滅尽定は有心か無心か?というところからアーラヤ識の存在論証がなされるところや、『瑜伽論』「声聞地」から『解深密経』へ継承される「瑜伽の了義」、つまり定中で唯識性を観ずる記述など、大乗の瑜伽師についてもすこし触れてあってもいいかも…と思ったりしたのでした。


ところで、本当にどうでもいいのですが(笑)、イタリアのサマーディ(三昧)というバンドを思い出してしまった…。一応ユーロ・ロックの名盤(といえるかな?)でしょう。何だろ、この音楽だけに心を集中させて聴くがいい…という心一境性の意味を込めたのかどうかは分かりませんが、そのネーミングは笑えます。

Samadhi

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