先週くらいに浄土教の来迎芸術のレポートを終わらせまして、次はどうしようかと迷ってます。前にも書きましたが、キルケゴールと法然の実存的思想というレポート(難しそう!!)をやろうと思っていたんですが、実際テキスト(asin:4831301493)を読んでみると難しいんですよね…。昔に読んでよく分からなかったキルケゴールをまた読むのか?というのもありますし…逡巡してる次第です。
実は、その代わりに浄土学という手もあります。そっちでもいいんですが、浄土学はほろ苦い過去(笑)があるため、何となく敬遠していたわけです。ただ、実際にちょっと見てみると書けそうな感じもしてきます。無量寿経の諸本の比較研究という浄土経典成立史という内容。無量寿経の諸本は初期から後期にかけていろいろと教理的に展開しているようで、例えば、三輩段についても初期は出家者のみの往生を説いてますが、時代が下るにつれて一切衆生の平等往生へと拡大してきてるというように。レポートはその辺を比較検証せよ、というものなんです。とりあえず、基礎としてはこの辺からか、という感じでちょっと勉強してますが、どうしようかしら…。
- 作者: 藤田宏達
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1970/02/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 藤田宏達
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
やるなら、この藤田先生の本は図書館から借りなければ。あとは、『十住毘婆沙論』についてもあるんですが、個人的には無量寿経の方かな…。