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法然,ユングとか

雑記

法然―世紀末の革命者現在、法然のレポートに取り掛かってます。そういえば、先日読んだこの本は参考になりました。阿弥陀仏と極楽の生々しいイメージを幻視するという個人的な想像力で、死というものの新たな意味を発見した法然。定善観で浄土の光景が現われてくるというのを、ユングの能動的想像力と比較する件など、面白く読ませてもらいました。阿弥陀仏像の前に坐して、定善観を実践していた法然にとっては、無意識と意識との対話が行われ、それまで幻視していた浄土の光景と現実の区別がなくなり、浄土と穢土が重なり合っていったのではないか、と。ユング的にいえば、法然が見た浄土の光景も、彼の表層意識から出てきたというわけでなく、浄土教という(!?)集合的無意識によって共有されていたものを受け継いだというべきなのかもしれません…。


さて、先日山喜房さんのサイトをチェックしてましたら、こちらの新刊が出たようです。

勝呂信静著 唯識思想の形成と展開  ―勝呂信静選集 第1巻― 18,000円

全2冊のようで、実質あの『初期唯識思想の研究』の再版と見ていいのでしょうか?うーん。それなら欲しいけど…高いですねぇ(笑)。「『瑜伽師地論』と『解深密経』の成立に対する考察」とか、せっせとコピーしたのを覚えてます。同書は古書で眩暈がするほど高い本ですが、入ると割にすぐに売れてしまうんですよね。というわけで、今度山喜房さんで内容を確かめて見なければ…。