古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

どれも高い

朝晩はめっきり秋らしくなりましたが、まだ衣替えをしてしていない私にはちょっと辛いものがあります(笑)。今月に入り、恒例の店内全商品2割引セールということで、少し忙し目な毎日。例の大口の仕入れがあって、その整理ばかりに気を取られてましたが、インド関係も少しは入荷してたのでした。臨川書店のコンパクト版・蔵梵、蔵英、梵英、各種辞典や『梵文典―表解詳説 (1958年)』など。古書市場で見つけて落手したもので、どれも新品同様です。


蔵梵辞典 コンパクト版; TIBETAN-SANSKRIT DICTIONARY

蔵梵辞典 コンパクト版; TIBETAN-SANSKRIT DICTIONARY

こちらは補遺も入荷。いや、しかし、補遺と合わせて2冊で5万円ですか…。高いなぁ。元版の大きいやつは見たことありますけど、あんなにヴォリュームがあるもの(こちらを参照)がこんなに小さくなってしまうのか?そういう驚きはありますが、値段ももうちょっと下がってくれればいいんですが…(笑)。


ところで、このL.チャンドラのとは別に、カワチェンのサイトを見ますと、違うものもあるみたいですね。『BOD SKAD DANG LEGS SBYAR GYI TSIG MDZOD CHEN MO』(参照)。こちらも15冊で5万円ちょっと。いろいろありますが、どれも高いですねぇ…。蔵梵て、一つのチベット語に対して色々梵語が出てくるので、いまいちよく分からない私です。


臨川書店といえば、こちらのスタイン本を限定150部で複製を出しました。こちらは元版の古書価を考えれば(参照)、高いですけどお買い得ですね。内容見本はこちらを参照(PDFです)。

中央アジア古代仏堂壁画

中央アジア古代仏堂壁画