ラムリム

f:id:furuhon-ya:20091117101553j:image:w200:rightチベット関係の講演が続くとのコメントをいただきましたが、以前から読んでみたいと思っていたものに、「ラムリム」があります。実は、今回知人からこちらの本をお借りしました。


念のために記しますと、ラムリムとは、仏教とはまったく縁もゆかりもない普通の人が、仏教に出会うところから始まって、そこから仏の覚りの境地にたどり着くまで、順を追って記されている修道の階梯です。自分の苦しみの原因というのが、外にあるものや他者にあるのではなく、自らの内にある煩悩であることに気づき、最初は自分の幸せのために信仰していたものが、他者を思う気持ちを持つように促され、やがては煩悩障と所知障を断じて、智慧を完成させるという壮大な修行プログラム。原始仏教、律、説一切有部、経量部、唯識、中観、密教などの、ある意味矛盾した教えが整合的にまとめられた一大修行体系であるラムリムは、究極の仏教入門書といえるでしょう。


最終的には蔵文で読んでみたいというのはあります。しかし、その前に入門書を読んでみようと思ったんですが、下の本を含め、なかなか書店に置いてないですし、近くの図書館にもないんで、知人の方にお借りしたわけというわけなんです。


悟りへの階梯―チベット仏教の原典『菩提道次第論』

悟りへの階梯―チベット仏教の原典『菩提道次第論』

  • 作者: ツォンカパ,rle Tsong kha pa,Tshul khrims skal bzang Khang dkar,ツルティムケサン,藤仲孝司
  • 出版社/メーカー: UNIO
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本
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蔵文となると、青海民族出版社のとか、こちらのツルティム・ケサン氏による校訂版参照)があるようですが、その青海民族出版社からは、宗喀巴文集・全43巻(参照)という、すごいのも出ていたりするんですよね…。