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ペルシア宗教の東伝

雑記

火の路〈上〉 (文春文庫)火の路〈下〉 (文春文庫)先日来、こちらを読んでました。NHKでドラマ化もしてるようですが、私は初めて読みました。まだ、上巻を読み終えたばかりですが、面白いんで一気に読んでしまいました。飛鳥時代の日本に、ペルシアからの渡来人が来ていて、酒船石や益田岩船といった石造物は、彼らが信仰していたゾロアスター教と関係があるのではないか?という話。


ただ、以前ご紹介いただきました岡田明憲氏の「ペルシア宗教の東伝」というのを読みますと、ゾロアスター教といっても、その時代・場所によってかなり変化しており、そもそも東に伝わったゾロアスター教をアケメネス朝やササン朝のそれと結びつけるのには、ちょっと無理があるようです。大乗仏教にいろいろな形があるように、ゾロアスター教というのも長い歴史のなかで様々に変化しているわけで、ゾロアスター教とは何か?そういう問題になってくるようです。飛鳥時代の日本にゾロアスター教徒は来たかもしれませんが、それが直接ゾロアスター教の伝来にはならないだろうとも。


むしろ、ゾロアスター教・ミトラ教・ネストリウス派キリスト教など多数の宗教の各要素が混ざりあった仏教が伝来したと考える方が自然な感じがしますけど…どうなのでしょう。ともかく、何か最近はレポートそっちのけで、自分の専門でもないのに、まったくの興味本位からいろいろと手を出してしまう日々が続いておりますが、いい加減レポートをやらないとまずい…(笑)。