古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

ある蔵書家の一口

f:id:furuhon-ya:20100122180921j:image:w250:right久しぶりに市場の話。今週は火曜日の洋書会にキリスト教関係の口が大目に出ておりました。教父著作集、聖書註解書、ギリシア・ラテン関係のテキスト類なども。それらの中で、聖書註解書とギリシア語テキスト類などを少々入手。翌水曜日の資料会には、和書でキリスト教関係が大量に出ておりまして、そちらでもアウグスティヌスプロティノスなどいくつか入手。どうやら、同じ方の蔵書が洋書・和書に分けて別々の市会へ出品されたようですが、良い口だったように思います。今日はその落札品を運んできまして、整理をしておりました。それと、市場とは別に、最近イスラーム哲学関係とアラビア語関連の辞書などの洋書が少し入荷しまして、そちらも合わせて整理中です。辞書以外ですと、有名なE.J.Brill社の本などが中心。そういえば、水曜の市場では仏教書も少し出ておりましたが、そっちは落札できてませんでした…。仏教書の方がキリスト教より高いということなんですね…。ま、一応仏教国ですからねぇ…。


自分の勉強の方は、科目最終試験を2科目書き上げる。法然キルケゴールのやつでは、試験のテーマは両者の「選択」思想について。法然はこちらの現代語訳(asin:4044068011)をざっと読み直し、キルケゴールは『あれか、これか』第二部下巻(著作集・第四巻)などを中心にざっくり読んでおりました。何とか書き上げ、残す試験はあと一つ。もう少しです。試験の合間をぬって、漢文の勉強も少しずつ続けてます…。


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