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三国志の中の仏教

雑記

三国志演義 (岩波新書)前に諸星大二郎とか言い出したのがきっかけで、一瞬こちらを大人買いするか!?と思ってしまいましたが、とりあえず今はやめておくことに…(笑)。前に一度読んだのは、多分中学生〜高校の頃だったかと覚えてます。その頃は、ゲームも流行り、夢中になって読んでたのを覚えてますね。ただ、この井波さんの本を読んでから、その横山版と吉川英治版の下敷きである三国志演義の世界が、『三国志』の全てではないことを知りました。

とりわけ、三国志の時代というのは、中国に仏教が伝来して間もない頃。そうした情勢に目配りして、さらに五斗米道など宗教者の視点から三国志を構成している点で、数ある作品の中でも、陳舜臣氏のが面白いと思います。まだ漢族からは仏教が奇異なものに見られるなか、洛陽・白馬寺における月氏仏教徒は施薬行脚をして浮屠の教えを説き、また、乱世を生き抜くために、ありとあらゆる政略を働かせる姿が描かれ、興味を惹きます。

演義ではヒーローである劉備も、この中では花嫁を略奪しちゃったり、ガラッと違った視点で描かれているのも面白いところではありますね。

秘本三国志〈1〉 (中公文庫)

秘本三国志〈1〉 (中公文庫)


三国時代の仏教ということであれば、こちらもあわせて読むべきなんでしょう。まだ買ってなかったので、品切れになる前に買わなければ…。岩波文庫は出たら即買うべし!が鉄則。

高僧伝〈1〉 (岩波文庫)

高僧伝〈1〉 (岩波文庫)

その訳者の方のこちらを読むと、中国で仏教が伝来してからどのように入り込んでいったのか、分かりやすく書かれていると聞いた覚えがあります。

読書雑志 中国の史書と宗教をめぐる十二章

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