古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

独習に最適!

f:id:furuhon-ya:20110402175450j:image:right:w150先日ここでも書きましたが、最近、こちらの『サンスクリット講読〈インド思想篇〉』で基礎からやり直しておりました。この本のいいところは、帯文にもあります通り、サンスクリットを独習できる!というもの。サンスクリット読本としては、ランマン、辻直四郎のものがありますが、それらは大学等の授業で使うにはいいのでしょうが、一般の人が独習するには不向きではありました。

この本では、デーヴァナーガリ―表記とローマ字表記の原文が左右対照で載っていて、その後に、逐次解説が載ってます。お薦めの勉強法としては、まずは原文部分をコピーして、解説は見ずに辞書と文法書だけを頼りに独力で読んでいくというもの。もっとも、巻末に語彙集があるため、辞書がなくともそちらで充分ですが、モニエル辞典はネットで見れるので、そちらも利用しない手はない!訳文が完成したら、解説を見て、自分の訳とどう違うかチェックしてみることです。こうした作業で、この本を読み通した暁には、梵文を独力で読んでいく能力が身についてるはず!!


今週から、聴講生として申し込んだ講読が始まります。しばらくは予習と復習に明け暮れる日々になりそうです。