以前購入したこちらを通勤電車内でしばらく読んでました。読むというよりは、ブツブツいいながら(笑)勉強していたという方が正確かもしれません。この本のいいところは、簡単な例文が豊富にあることで、それらを読んでいくことで、名詞や動詞の変化を理解していける点だと思います。私もそれらの例文を暗記するくらいな勢いで何度か読みました。そして、撰文集も付いていて、例文と撰文集はともに解説と和訳が付いてますから、一通り初等文法を終わらせた後に、読むのがいいのかもしれませんね。
- 作者: 上村勝彦,風間喜代三
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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例文はマハーバーラタなどのいわゆるインド古典からなんですが、やはりそれなりに内容的にも面白い文章が集められている感じで、読んでいて飽きません。
saṃpatteś ca vipatteś ca daivam eva kāraṇam
幸福にせよ、不幸にせよ、運命のみがその原因である。
kāmaṃ krodhaṃ ca samśritāḥ narakaṃ gacchanti
欲望と怒りに依存する人々は地獄へ行く
ただ、多くの方にとっては、やはり仏典でこういう例文を覚えたいというのが正直なところだと思います。そんなわけで、前にtwitterで書いたのですが、こういうのを作ってみました。『二十論』は量的にちょうどいいのかなと思ったからですが、これから、随時更新していきますので、よろしくお願い致します。