古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

初回・面談を終えて

先日、博士課程になって初めての面談をしてまいりました。これからどのように進めていくか、その辺りの話もさせてもらい、また、事務局ではいろいろと、根堀葉堀、書類のこと、事務手続きのことを質問させてもらいました。


面談授業は、基本的に先生と差し向かいで文献を読むというものです。これは、ある意味、貴重な体験です。梵語の勉強を始めて数年の一学生が、その道のスペシャリストから指導を受けるわけですから、毎度のことながら終わった後は、もっとレベルを上げなければダメだと発破をかけられた感じで、(いい意味で)打ちのめされます(笑)。やっぱり、博士論文では、辞書引いて読めば何とかなるだろうというレベルではいただけないんで、もっとみっちりと勉強して恥ずかしくないレベルにしないといけないわけです。そのためには…



こちらを熟読だ!

サンスクリット文法 (岩波全書 280)

サンスクリット文法 (岩波全書 280)


しかし、この本、ついに品切れ・重版未定となってしまったようですね。よくこの本の在庫を聞かれるようになりました。大学の講義とかでも使うでしょうし、そんなんでいいのか!?なんて心配してしまいますが、ともかく、なかなか読み通すための本という感じではないですが、それでも読んでいると思わぬ発見があります。

昨日の発見は、「ブッダ」と「バウッダ」。「バウッダ」とは、こちらの本のタイトルでおなじみですが、「ブッダを信奉する人」のことですね。その「バウッダ」がなんで、そういう形、意味になるのか、それもちゃんと、この本に(p.217)書かれてますよ!ということです。