元版の中公叢書を持ってますけど、新しく出た文庫、そのカバーの写真に惹かれて買ってしまいました。この写真は中公叢書版にはなく、初めて見るものなんで。
物語「京都学派」 - 日本の知性を代表する哲学者たち (中公文庫)
- 作者: 竹田篤司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/07/21
- メディア: 文庫
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西田幾多郎といえば、近頃は(京都学派圏外の方による)新しい入門書というのが結構出てて、それらを読んでかなりの収穫がありました。以前触れたことのある『西田幾多郎の生命哲学 (講談社学術文庫)』はもちろん良かったですし、こちらも分かりやすかった!色んな読み方があることは読者として面白いですし、新たなる発見があるというものです。
西田幾多郎―「絶対無」とは何か (シリーズ・哲学のエッセンス)
- 作者: 永井均
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 中岡成文
- 出版社/メーカー: 出窓社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
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あと、下記に収められている「場所としての真如―場所の哲学批判」も一読をお薦めします。
- 作者: 袴谷憲昭
- 出版社/メーカー: 大蔵出版
- 発売日: 1990/01
- メディア: 単行本
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最近、西田、和辻の全集・旧版が入荷しました。新版・増補が出ると、旧版の古書価は下がるものですが、それにしても…という感じの昨今の古書事情なので、格安価格にて提供させていただきます!とにかく、毎週のように市場で見ますし、そういう意味では圧倒的に供給過剰、それだけ売れたということなんでしょう。そんなに格安なら、正直いって自分用に1セット欲しいと思うのですが…。
やはり、置く場所が悩みの種ではありますね(苦笑)。これらの旧版全集は、たかだか20冊程度の量にも拘わらず、重いですし…。私も、この業界に15年身を置いてますが、両者の全集をいったい何度運んだことか!10冊程度に縛って、それを両手に持つ感覚。身に染みて覚えてます(笑)。
ま、内容の方はその重さに見合う程、重いものですけどね!西田の著作が軽装なフランス装とかで出たら、絶対似合わない!