古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

中华大藏经

先日の本郷通信にも書いたのですが、以前古書市場に『中华大藏经』(蔵文)のテンギュルの方、1-63巻(うち3冊欠)が出ていました。全124冊の約半分のみ、しかも間が抜けているという、(いかにも)売るのに難儀しそうなセットでしたが、落手いたしました。

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その後、中国の出版社に発注を出し、とりあえず2冊はゲット。しかしあと1冊が…。一応、版元品切なんだそうなんですが、他社に在庫がある場合が多々あるそうなので、各方面を探してもらっている状況です。というわけで、売り物に出すにはもうちょっとかかる感じです…。


しかし、この本、テンギュル、カンギュルともに、チベット大蔵経のデルゲ版を底本として、他の永楽版、北京版、チョネ版、ナルタン版…など諸版を対照しているという優れもの!

しかも、見やすい!!

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自分が読んでる巻数だけでも欲しいなぁ…。

でも目録見ないと巻数が分からないんですが…(苦笑)。今度大学行った時にチェックしてみましょう。