中国仏教史籍概論など

f:id:furuhon-ya:20140206171717j:plain:w200:right先日、『仏典はどう漢訳されたのか』をここで紹介させていただいたところ、twitterでかなりリツイートいただきました。やっぱりその辺は関心を持っていらっしゃる方も多いのだなと改めて思いました。というより、同書が、紛れもなく名著だったからというのがその理由だと思います。早速増刷もされてますし、(私の記憶に残る限り)岩波の仏教書としては大ヒット!だったのではないでしょうか?

さて、その本に関連もしますが、中国仏教史関連で注目したい本が出版されましたので、またご紹介。知泉書館はこういう本も出してるんですね。ちょっと意外?な感じも。

中国仏教史籍概論

中国仏教史籍概論


著者の陳垣という方は、中国宗教史研究の第一人者だそうで、本書で中国仏教書籍の概説がなされてます。目にすることの多い仏教史籍から35冊を選び、版本の源流、撰述者の略歴、各史籍の内容、歴史学との関わりなどが解説されているようです。内容としては次のようです。

巻一
『出三蔵記集』
『歴代三宝記』
『開元釈教録』
巻二
『高僧伝』
『続高僧伝』
『宋高僧伝』
巻三
『弘明集』
『広弘明集』
『法苑珠林』
玄応『一切経音義』
慧苑『新訳華厳経音義』
巻四
慧琳『一切経音義』
希麟『続一切経音義』
『輔行記』
『景徳伝灯録』
『五灯会元』
巻五
『宝林伝』
『北山録』
『伝法正宗記』『伝法正宗論』
『釈門正統』
『仏祖統紀』
『法蔵砕金録』
『道院集要』
巻六
『禅林僧宝伝』
『林間録』『林間後録』
『羅湖野録』
『仏祖通載』
『釈氏稽古略』
『神僧伝』
『大蔵一覧』
『法喜志』
『長松茹退』
『呉都法乗』
南宋元明僧宝伝』
『現果随録』

以前から、何となくこういう本があったらいいのにって思っていたんで、今すぐには買えませんが、いずれは欲しいです。と思いつつ、シリーズが完結したこちらを購入しました。高崎先生亡き後、巻頭は下田先生が執筆されてます。当然のことながら?、松本先生も書かれてます。これから読むのが楽しみです!

如来蔵と仏性 (シリーズ大乗仏教)

如来蔵と仏性 (シリーズ大乗仏教)