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バガヴァッド・ギーター詳解

バガヴァッド・ギーター詳解出たばかりのこちらを早速購入。買ってもすぐに読むというわけではないのですが・・・。全18章700の詩節を全訳。構成としてはまずは各和訳があって、それぞれの詩節に対する解説が続きます。この解説部分と、「現代人にもわかる明解な言葉で」というのが本書の特色といえるでしょう。これまで出ていたものは、服部訳、宇野訳、辻訳、鎧訳、上村訳、田中訳など各種あります。それぞれ趣向が異なってますので、一概に比較するのもどうかとも思いますが、パラパラとめくって目に付いたのですと、例えば、「叡知」(ブッディ)、「真知」(ジュニャーナ)、「放棄」(サンニヤーサ)、「善性要素」(サットヴァ)、「暗性要素」(タマス)・・・などの語が目に入りました。各訳の特色、その先にある原意を味わいながら、これからじっくりと読んでみようと思います。

こうした翻訳にまつわる例として、ヘーゲルの『精神現象学』がよく引き合いに出されます。専門家なら金子武蔵訳を手元に置きたいでしょうが、日本語として読むなら長谷川宏訳でしょう。ギーターだったらどうでしょう??辻先生のは読んだことないのですが、鎧先生のは註記や韻律への配慮など専門家向けという感じですが、訳が独特ですよね!上村先生のは読みやすいですし、『バガヴァッド・ギーターの世界―ヒンドゥー教の救済 (ちくま学芸文庫)』とセットで読めるので、最も広く読まれてると思います。などと思っていたら、すでにその辺を比較されているこちらを発見。「鎧淳先生は松尾芭蕉」というのは言い得て妙かと思いますが(笑)!?、それはさておき、今回新しく出たものは、当然この辺を全て消化した上での新訳ということになるんでしょうが、ざっと見た限りでは、上村先生のに近く、ヘーゲルでいえば長谷川訳だと思います。


あと、こちらも買っておきました。ちょうど一年前に出ていたものですが、歴史と教理内容がコンパクトにまとまってる便利な本。