古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

Schmithausen Collected Papers Vol.1

今年もいよいよ押し迫ってきました。

 

仕事は昨日まで。店は28日まででしたが、昨日はちょっとお客さまのところへ出張。今年の仕事はこれで終わり。

 

先日、『印仏研』と一緒に、来年3月発行の大学院紀要の初校が来る。枚数オーバー、1ページ分削除要請・・・(笑)。調子に乗って、盛り込みすぎた(笑)。

 

ともかく、今年はその論文1本書けたので、良しとしたい。

 

さて、昨日は山喜房さんで、出たばかりのこちらを購入。

ドイツ語の論文ばかりで辛いけど(笑)、勉強します!

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あと、こちらも先日購入したのだった。

北京大学の叶少勇先生による批判的校訂本を底本にした新しい現代語訳。

 

龍樹『根本中頌』を読む

龍樹『根本中頌』を読む

 

 

後半は一般向けの解説という体裁になっているので、その解説目当てに買ってみました。唯識や三性説などを予想させるような文言も見られる、龍樹文献群の作成された時期は、『解深密経』や『楞伽経』など中期大乗経典の作成された時期と重なるわけでして、自分としてはその辺の絡みに興味を持っています。

 

 桂先生は、この本の前に英訳も出されていますね。

 

Nagarjuna's Middle Way: Mulamadhyamakakarika (Classics of Indian Buddhism) (English Edition)

Nagarjuna's Middle Way: Mulamadhyamakakarika (Classics of Indian Buddhism) (English Edition)

 

 

 正月休みは、溜まった仕事をやらないと・・・という感じです(笑)。

 

皆様、よいお年を!