写本の全体量が見えてきた⁉

ケンブリッジ大学図書館にも見るべき写本が2本保存されてます。これは校訂本で参照されていたものとそうでないものが1本ずつ。一応その複写について問い合わせていました。ネット上には公開されてないので、やはりそれも複写しておこうかと思います。

 

cudl.lib.cam.ac.uk


で、ドイツのネパール写本、今回入手したものを一通り見てみました。といっても、まずはそれぞれの写本が経典のどこからどこまでを含んでいるか?その辺を調べたまでです。写本の分量から凡その見当をつけて、目についた単語・一節を電子テキストで検索します。電子テキストは便利なもので、それで簡単に該当箇所を見つけることができます。

 

その結果、今回入手した10本のうち、少なくとも8本は該当する章を含んでいることが分かりました。うち1本は途中から3分の2程が含まれています。

 

まだ14本残っていて、それをこれから複写してもらいます。

www.aai.uni-hamburg.de

 

東大写本が6本、龍大1本、ドイツのがあと何本あるか分かりませんが、とりあえず8本は確定。それにケンブリッジ2本、L・チャンドラ作成の1本、全部で30種くらいになってしまうのでしょうか!

 

何かすごいことになってきた…😅

 

一区切りをつける

昨日は中間発表会で発表してきました。

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土曜日とあって大学は人も疎らでしたが、京都駅は観光客で凄い混雑でした。朝の新幹線の乗車率も凄かったです。コロナが落ち着いてきて、昨日から4連休という人も多かったのでしょう。

 

往復の車内ではこちらを読んでました。

以前読んだと思いますが、記憶になかったくらい前でしたので、今回買い直して読んでみました。前半のキリスト教福音書と仏伝との共通点とその比較研究史、そして両者の源泉としてのゾロアスター教大乗仏教の起源としてのインド・イランのアーリア文化…。実に興味深い。観光客で賑わう車中で、独り梶山先生の名著に耽っておりました(笑)。

 

さて、今回の発表会。参加者は先生方含めて20名弱でした。以前に比べるとやはり少ない印象ですね。発表を終えて、今回の内容には一区切りをつける。気づいたところを修正して、紀要か雑誌への投稿等で論文にして、次の研究へと切り替えていきます。

 

今回の発表は、実は以前から気になっていたことをまとめたもので、従来の概念を再考しようというものでした。それに対し、今読んでる写本の方は、これまで読まれてないものだけに、個人的にも刺激的ですし、それを批判的に取り扱えれば面白いものになるんじゃないか、そう思ってやってます。

次の論文構想を練る

相変わらず写本を読んでますが、これだけヴァリエーションがありますと、読みやすいものとそうでないものとがでてきます。

 

なかでも、写真の画質が荒く文字も不鮮明、そして文章もよく分からない…というのは読みづらいですね😅

 

例えば、アヌスヴァーラが抜けていることがよくあるんですが(要は点があるかどうか)、もともと鼻音や歯擦音は混乱して用いられていて、その辺も読みづらい。いずれにしても、単体では読みづらいので、他の写本と照らし合わせて読めるかなという感じです。

 

先日手に入れた龍大のは字体も含めて読みやすく明快です!

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さて、今週末の中間発表会用にまとめたものはそれで一つの論文にして、その次の論文構想に取り掛かってます。写本を読んでいく中で発見した事例を手掛かりとして。これは自説にとって重要な論拠となりそうな事案なので、きちんと仕上げないと…。これこそわざわざ沢山の写本を集めた理由でもあるわけなんで…。

 

まだ、ドイツのネパール写本は見れてないのですが、どういう展開が待っているかは今後の楽しみですね。

あと1年…か

11月になりました。来年博論を出すとしたら、提出まであと1年ってことになります。

 

あと1年で書けるかどうか分かりませんが、とりあえず、やれるだけやってみようかと思ってます!

 

計画としては、まず、今年度中(2021年3月末まで)に、例のドイツのネパール写本を読んでいって、4月から残りの写本を読む。←ということは、次の複写も早めに頼まないといけませんね…。

 

写本の読解と並行して論文執筆を進めていくつもりです。これまで発表した論文をまとめていく感じですが、新たにあと1、2本くらいは書きたい…。最終的な結論部分、落としどころについては大体固まりつつあります。大乗仏教の成立というホットなところには結び付きませんが、大乗仏教を担っていたのはどういう人々だったのか、その辺の解明については少しだけ寄与できるかと思います!

 

さて、今月の中間発表のレジュメはほぼ完成。先生に見ていただいて、修正点を指摘していただく。それを再考し、直しておきました。

 

こちらは最近知った本。

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インドの文字の形は、ヤシの葉の形状(葉脈など)と深くかかわりがあったというところなど興味深く読ませていただきました。

写本蒐集状況

例のドイツの写本ですが、入金を済ませてからダウロードURLを送ってもらったのですが、ファイルのサイズが大きすぎてダウンロードできず、メールで何度かやりとりを繰り返してようやくすべてダウンロードできたのは先日のことです。今回は10写本ですが、どれも200葉以上とかなので…。

 

ざっと見る限りは、どれも紙の写本で、古いものはなく、時代的に、経典の成立からはかなり後代のものです。今のところ、貝葉写本は東大所蔵の一本のみ。それも完本ではありません。

 

この量と同じか、もうちょっと多い量をまたスキャンしてもらうんですが、大丈夫か?😅

 

まるまる全部を読むわけではないにしても…😅

 

東大写本はこれまでずっと読解してきましたが、そこからいくつか分かったことがあります。それについてはまた改めて発表など、形にしてみたいと思います。

 

で、こちらは結局買ってしまいました!

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龍谷大学所蔵の大谷光瑞将来写本。

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抜粋だったら嫌だなと思ってたのですが、全部入ってました。これも校訂本では参照されてないものです。

 

ただ、写真版がちょっと小さいので、拡大コピーしないと読めないんですが😅

中間発表の申し込み

最近になって、結構重要なことに気づきました。

 

私の場合、単位取得満期退学をしてますので、再入学とはいえ、単位を取る必要がないということに、恥ずかしながら今更気づいた次第です^_^;

 

いや、別に、まだ何もスクーリングとかは受けてないのですが、大学からは、普通に履修要項やカリキュラム等の案内一式が来ますので、何となく、また一からという気になっていました。で、来月は学内の中間発表会。その案内も来てまして、通常のカリキュラムの一環なんで出席して発表してください、と書いてあれば、そうか発表しなくちゃまずいな、なんて思って準備をしてました😅

 

で、ちょっと前に先生から指摘されて気づきまして、そうか!そうだっんだ、と思い直す😅

 

ま、発表会の参加は義務ではないのですが、やはり、自分の研究なり発表に対し、他の方々のご意見を伺うというのは貴重な機会だと思いますので、今後も参加したいと思ってます。レジュメも作ってしまったことですし😁

 

発表の申し込みも済ませました。内容も固まり、あとは詳細を詰めるのみ。

 

再入学とはいえ、3年間在籍する必要はなく、とにかく博論書いて出せばいいだけなんです。

 

来年出せるか?

 

出したいんですが、どうなんだろ…😅

 

論文だけならまだいいんですが、テキストの校訂を付けるとなると、見るべき写本の数が多すぎて、全部見るとなると、それなりに時間がかかります。果たして、全部見れるのか?というのが正直な気持ちです😅

 

結局3年間かかりそうな気が…😅

コロナの影響

ようやくドイツ・ハンブルク大学の写本の複写が完了したとの連絡が先日入りました。当初は3か月で、という話でしたが、終わってみれば5か月かかりました。これもコロナの影響らしいです(ロックダウン、大学閉鎖など)。それは確かに、そうなりますね…。

 

来年度の複写は早めに頼もう。

 

まだ入金してないので、内容は見れてないのですが、今年度の先生との面談授業はその内容について指導していただこうかと考えています。

 

今まで緊急事態が続いたというのもあって、京都まで出かけるのもどうかと思い、面談授業は自粛気味にしていたのですが、これから状況を見て申し込もうと思ってます。ワクチン接種は一回目を先日済ませ、二回目は10月初めですので、それ以降になりますか…。

 

さて、最近買おうか考えてるのがこちら。私が読んでる経典も入ってるので、一応買わないといけないのかな、と。

以前、このCD ROM版を見たことありますが、それ以降見てないですね…。

 

とりあえず、先日買ったのは、こちらの『二十論』の校訂テキストです。