古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

最終日・帰京

月曜・火曜と雨が降って、少し涼しくなってましたが、最終日の今日は猛暑の再来でした。京都を後にして品川に着いたのは8時過ぎ、帰宅したら9時になるところでした。月曜からの後半戦はカマラシーラの『修習次第』(Bhāvanākrama)の梵文講読でした。私は…

仏典リテラシー

昨日でスクーリング前半が終了しました。講義の最後に試験が行われ、学部のときのように、終わってからのレポートというのではないので、その分楽かもしれませんね。 さて、今回の講義で強く思ったのは、仏教って、古くて新しい問題が結構あるんだな、という…

二日目終了

やはり京都は暑いですね。クラクラします。昨日からやってますのは、スッタニパータの最古層とそれより新しい古層の双方から、具体的に「輪廻」や「ブッダ」という用語を全部洗い出して、それぞれ比較してみようということです。 古層の中には「ブッダ」とい…

初日終了

今日は休憩もほどほどに、一日中みっちり講義でした。終わってから図書館に行って、それからホテルへ戻ると、さすがに疲れも出ますねぇ。 今日の講義はスッタニパータの成立史から、最古層と古層の間の仏教史的発展についてお話いただく。具体的には「輪廻」…

京都へ

おはようございます。今日から一週間夏休みを取らせていただき、スクーリングで京都です。朝6時・品川発の新幹線に乗るには4時半に起床。京都に着いたら、急いで地下鉄へ。講義はスッタニパータとカマラシーラ、原始仏教と瑜伽行中観派という組み合わせで…

図書館利用

今日は、紹介状などなくても一般人が利用できる駒澤大学の図書館へ。年間1,000円の登録料を払いますと貸し出しもできます。母校の某仏教系の大学図書館も利用できるのですが、駒澤の方が今住んでるとこからは近いので。その他、都内で一般人に開かれている仏…

新刊情報

今年の6月から順次配本予定ということらしかった『梶山雄一著作集』ですが、書店やアマゾン等にはまだ並んでませんね。 中観と空 1 梶山雄一著作集4 梶山雄一・著 御牧克己・編 税込価格 : \9,975 (本体 : \9,500) 出版 : 春秋社 ISBN : 978-4-393-1…

仏訳大乗起信論

昨日の洋書会はいろいろと出ておりました。その中で見かけて、初めて知ったのですが、慶応義塾大学出版会からThe Izutsu Library Series on Oriental Philosophy として仏教の西洋語訳があるようです。【送料無料】大乗起信論ジャンル: 本・雑誌・コミック >…

自性清浄心

先週末あたりから、蒸し暑い日が続いてまして、息苦しい日々です。今日は少しばかり楽でしたが。先日の中間発表会では、通信の修士課程の方々は少なかったように思います。ここ3回ほど見た限りでは、出席するメンバーは大体決まっているような観もありますが…

中間発表会

今日は大学院の中間発表会の為に、5時半に起きて京都へ向かう。往復7時間もありますと、新書も1冊、おおよそは読めてしまう(笑)。 読み替えられた日本神話 (講談社現代新書)作者: 斎藤英喜出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/19メディア: 新書購入…

古代から来た未来人 折口信夫

今日は、朝早く起きて実家の方まで行ってくる。夕方戻ってきて、いろいろ雑事をこなしていたら、こんな時間。眠い。さて、新聞書評欄で取り上げられていた本です。 【送料無料】古代から来た未来人折口信夫ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学…

サムエの宗論

次のレポートはチベット関連。その中、まずはサムエの宗論をと思い、持ってる本の中からasin:4393101472所収の「頓悟と漸悟」や、asin:4000103318などを読み出す。サムエの宗論といえば、チベットの史書と敦煌で発見された漢文書『頓悟大乗正理決』では記述…

新装版 僧侶と哲学者−チベット仏教をめぐる対話

僧侶と哲学者―チベット仏教をめぐる対話作者: ジャン=フランソワルヴェル,マチウリカール,Jean‐Francois Revel,Matthieu Ricard,菊地昌実,高砂伸邦,高橋百代出版社/メーカー: 新評論発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブ…