古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鳴沙余韻

先日京都で買ったものを含む仏教書を、明日アップする予定。実は買った本に明示されてなかった書込みや汚れ等があって、返品・値引等の事故処理があった関係で更新が今週に延びてしまいました。全集とかで書込みを見つけると、全部チェックするのに結構時間…

哲学としての仏教

発売されたばかりの本書を立ち読み。私も、仏教に興味を持ったのは実は哲学的な側面からだったのですが*1、今日の仏教学という学問は、文献学的な方法論が主流ですから、仏教と西洋哲学の対比とかよりは、どちらかというと思想史的な方向を取らざるをえませ…

ことわざで学ぶ仏教

通勤電車用に買ったこの本には、「一富士、二鷹、三茄子、四葬式、五雪隠」(笑)など、知らないことわざが多く載っていて、面白く読ませてもらう。 塵も積れば山となる、とか日常よく使うものも、もとを糾せば仏教に行き着くわけです*1。唯識なんかでも、外…

倶舍論とか

先日の京都の市会で買った本が今日店に届く。全集系ですと、曽我量深・安田理深とか、あとは水原堯榮(!!)、大山公淳とかいろいろと出てましたが、その中ではちょっとだけ落手(笑)。あとはプサンの仏訳・倶舎論とか。 L'Abhidharmakośa de Vasubandhu. Tr…

京都行

今日は朝から京都へ。前にも書きましたが、全古書連の特別市会の下見日です。昼過ぎに京都に到着し、地下鉄に乗って三つ目。京都の古書会館へは初めてでしたが、そういえば、以前この辺来たことあったな…とか考えつつ会場入り。 ともかく、仏教書を中心に入…

北京版

今日の午前中は図書館に行く。必要な論文を少々、それと北京版チベット大蔵経の『楞伽経』二種、その他『解深密経』などコピー。結局、これもサンスクリット同様、ローマナイズ(ワイリー方式)で入力しなければならないのか。といっても、こちらがメインと…

蔵梵辞典

昨日開幕した阿修羅展ですが、初日の午前中で早くも例のフィギュアは売り切れとのこと*1。やっぱりなぁ…(笑)。拙ブログにも「阿修羅展+フィギュア」等で検索されて来られた方が何人かおられるようですが、狙ってる方は多そうです。なんせ、あの海洋堂の原…