古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

邪馬台国はどこですか?

そんなに読んだわけではないんですが、ひそかなファンである鯨氏の自伝的私小説。何か、結構、自分とかぶる感じがして、思わず買ってしまいました。「小説家になる」という夢を追い掛け続け、仕事の合間、そして睡眠時間を削っての読書、アイデアノート作成…

釈尊生誕地に巡礼した人びと

こちらが出たようです。河口慧海への旅 釈迦生誕地に巡礼した人びと作者: 高山龍三出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2011/09/16メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る 河口慧海の生涯を丹念にたどり、その業績と後世に及ぼした…

日本で最も古く、もっとも成功したインド料理店

こちらが出るようです。銀座ナイルレストラン物語 日本で最も古く、最も成功したインド料理店 (P-Vine Books)作者: 水野仁輔,G・M・ナイル語り出版社/メーカー: ブルース・インターアクションズ発売日: 2011/09/23メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を…

十住毘婆沙論

すこし先の話ですが、こちらが出るようです。 龍樹の仏教: 十住毘婆沙論 (ちくま学芸文庫)作者: 細川巌出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/10/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (3件) を見る 十住毘婆沙論といえば、以前レ…

英語で読むインド仏教史

最近出た平川彰先生のインド仏教史 上〈新版〉はどうも単に新装版のようで、内容的には変わらないみたいですね。というわけで、買ってませんが、先日同じ本の英語版を入手する機会がありました。モチラル社から出てるもので、原著の上巻部分(龍樹以前まで)…

お墓、位牌

こちらの本、ざっとですが、読みました。主旨としては、位牌を含む葬送儀礼が2000年前の儒教に由来することを示し、また、儒教・道教・仏教の三者混合を検証するというもの。霊の依り代としての位牌は、祀られる存在であるけれども、やがては祀り捨てられ、…

100分de名著 ダンマパダ

NHKの100分de名著シリーズですが、9月は何とダンマパダのようです(参照)。講師は佐々木閑氏。そのためか、最終回にはブッダの教えを脳科学の面から検証するというのもあります。 『ブッダ 真理のことば』 2011年9月 (100分 de 名著)作者: 佐々木閑出…

アルダ・マーガディー語辞典

先日、洋書会で入手いたしました。名著普及会で出たものです。手元にある名著普及会の「図書目録」(1987年版)によれば、アルダ・マーガディー語の世界最大・最高の辞典だそうで、仏教学・印度学必備の書!となっています。1977年の出版ですが、当時で70,00…