古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

雑記

聖なる牛と肉食

このところ週一ペースのブログになってしまってます…(汗)。別に、店の本が飛ぶように売れて、ものすごく忙しかったわけでも(笑)、ブログなどに脇目も振らずに勉強に集中してたわけでもないんですが、ま、いろいろと書くに足らないような細々としたことで…

梅雨入りしたみたいで

ちょっと蒸し暑くなり、坂道の多い本郷ですので、古書会館への自転車の往復だけでも、少し汗ばむようになりました。7日の日曜は護国寺に佐々井秀嶺さんの講演を聞きにいこうと思ってたんですが、事情があって断念してしまいました。今日はその講演を聞きに行…

仏像ブームとか

しばらくぶりです。その間、いろいろとネタはあったのですが(笑)、何か上手くまとまらず、放置しておりました。このブログで、1週間くらい間が空く場合、だいたいそういうケースです(笑)。 ネタの一つは、仏像ブームについて。阿修羅展の影響からか、書…

休校か…

先日、本学より修論・中間発表会の案内が送られてきました。今回は、一応私も発表させていただこうかと思い、出席と発表の連絡をする。目下、レジュメ作成中なんですが、それに関連して図書館の送本・複写の申込をしようとしましたら、例の新型インフルエン…

GWも明けましたが

私は暦通りお休みをもらい、その間色々と出歩く用事もあったり、家族サービスに勤しんだり…と勉強の方はあんまり進まず…な感じでした。手を動かすというよりは、いくつか本や論文を読んで“考える”作業が中心だった、といえば聞こえはいいのですが。連休中、…

SEA OF BUDDHA

連休の谷間ですが、今月は、店の方は2割引セール、洋書会は大市もあり、連休は勉強だけでなく家族サービスもしなきゃ…(笑)と、何かと慌しくなりそうな予感。 さて、先日知人の方と杉本博司さんという写真家の話題になる。入門書みたいなのがこのブルータス…

哲学としての仏教

発売されたばかりの本書を立ち読み。私も、仏教に興味を持ったのは実は哲学的な側面からだったのですが*1、今日の仏教学という学問は、文献学的な方法論が主流ですから、仏教と西洋哲学の対比とかよりは、どちらかというと思想史的な方向を取らざるをえませ…

倶舍論とか

先日の京都の市会で買った本が今日店に届く。全集系ですと、曽我量深・安田理深とか、あとは水原堯榮(!!)、大山公淳とかいろいろと出てましたが、その中ではちょっとだけ落手(笑)。あとはプサンの仏訳・倶舎論とか。 L'Abhidharmakośa de Vasubandhu. Tr…

ツケを払わねば…

先週末は千葉県民の私にとっては知事選もあったり、買い物やら、携帯を変えたりやらで色々出歩く。知事選については事前に色々と盛り上がってましたが*1、予想通りの結果ではありました。しかし、成田―羽田間を10分で結ぶリニアモーターカーの実現を公約に掲…

これからが本番…

今日の午前中は本の買取等で渋谷方面へ。で、午後からは古書会館でしたが、どこへ行っても皆さんワンセグで観戦してましたねぇ…WBC。個人的にはああいう組み合わせにかなり疑問を持ってますが、ま、この際そんなことはいいでしょう。私も気になって仕事にな…

本への書込み

昨日も書きましたが、最近はめっきり図書館を利用する生活。図書館といえば、先日、図書館から借りた本を返さない学生の卒業証書の保留というニュースを見ましたが、我らが佛大も同様の処置をとるようですね。卒業する前に借りたものは返してくれ、至極当然…

読書中

レポート最終試験も何とかなりそうで、これからボチボチと修論・計画書の手直しについて考えてみたいと思います。そのために、先行の諸論文を図書館に複写依頼し、いろいろ取り寄せて読書中です。母校・図書館に自分で行ってコピーすればいいんですが、ま、…

ヨーガ

最近発売されたこちらですが、今日たまたま外出したついでに手にとって見て、買ってしまう。 ヨーガの思想 (講談社選書メチエ)作者: 山下博司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/02/11メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (6件) を見る いやし…

細かい事が気になる悪い癖で…

先日来書いていた仏教文化の最終試験、ほとんど終わっていたのですが、いろいろと読み漁ってるなかで、細かい事ですが気になる事が出てきまして、週末に最初から書き直す。右京さんではありませんが、細かい事が気になる私の悪い癖(笑)。日本人は抽象的思…

また出直し…

先週末の土曜はお宮参りと記念撮影に行ってました。何でも、祈祷の最中に、赤ん坊が大きな声で泣き止まないならば、神前から退去してもらわなければならないと、事前に了承を迫られる(汗)。でも、まだ生後2ヶ月なんですし、子どもは泣くのが仕事なんでねぇ…

心を量る?

ちょっと間があいてしまいました。その間、書こう、書こうと思いつつも、気がつくと寝てしまい(笑)、なかなか更新ならずという感じでした。で、今日は古書会館。事前に洋書の哲学書が大量に出品されるという連絡がありましたが、確かにまとまって出ており…

日本国宝デジタル復元とGandhāran Art

こちらは、「デジタル復元」という言葉に釣られ通勤電車用に購入。東大寺の大仏、新薬師寺の伐折羅像、こんなんなりましたけど?って感じ(笑)。私はその筋には、門外漢ですけど、どうなんでしょ…。 日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)作者: 小…

仕事初め&佛大・公開講演会のお知らせ

正月休みもあっという間に終わり、昨日から仕事開始。といいましても、昨日はまだ店はお休みで、メールチェックと梱包作業のために店に寄って、夕方に銀座のデパート展の撤収作業のお手伝い。今日から店の営業開始です。さて、以前「佛大通信」と一緒に案内…

今年こそ

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。年越しはTVを観ているようで、あんまり観ていないような、ダラ〜っとした感じで過ごしておりました。特にこれといって観たいのもなかったのですが、今年はTVよりも子ども優先で…。最近は…

仕事納め

2008年もあとわずか。今日の午前中は銀座へ行ってデパート展の搬入・陳列の手伝い。昔は重い本を夕方までかけて一人で陳列してましたが、徐々に軽量化していき(笑)、最近は「本」は全く持ち込まず、版画類や工芸品のみ。ま、売れるものがそういうものへ段…

パターチャーラー

先週の土曜日から仕事は休みにさせてもらいましたが、あまり自分の自由になる時間はありませんねぇ…。今日は大掃除というか、部屋の整理を午後からする。先日、本棚二つ買いまして、明日発送されてくるため、古い本棚を移動し、場所を空けておかなければなら…

インドが私を呼んでいる

今日は洋書会の歳末特別市会とその後に忘年会でして、さっき帰宅したところです。今回は、特にコレといった収穫はなし。ウルドゥー・古典ヒンディー語辞典、モニエル・サンスクリット、臨川版・梵英(アプテ)、蔵英(ダス)辞典、ラテン語など印欧語を中心…

ドイツ語とか

ここ2、3日赤ちゃんがひきつけを起こしてるみたいで、夜になると激しく泣くようになりまして、今日もチベット語の授業を終えて帰宅すると、ちょっと尋常じゃない泣き方をしてる。ちょっと不安になって、11時過ぎに救急病院へ行く。やはり、ひきつけのよう…

子どもが生まれて

22日土曜日の早朝1時頃から陣痛が始まり、病院へはその日の14時頃向う。結局、陣痛が始まってから38時間半後の昨日午前9時半に無事生まれました。初産ということで、かなり時間がかかってしまった感じ。私の方はずっと腰をさすって励ますくらいしか出来ませ…

いろいろとありますが…

まずは、昨日は院の中間発表会でしたが、今回は欠席してしまいました。仕事がょっと忙しかったというのもあるんですが、それ以外にもいろいろありまして…。来春の頃には、私の方も見通しといいますか、カタチになっているといいのですが…。その仕事の方です…

涅槃大学 印度哲学科

「涅槃大学 印度哲学科」といえば、坂口安吾の「勉強記」という、彼自身の経験をもとに書かれた小説の主人公・栗栖按吉が通う大学のこと。当時(昭和一ケタ)の学生が、サンスクリット、パーリ語、あるいはチベット語の習得にいかに苦労したかを窺い知ること…

チベット関連

チベット語の勉強ですが、ちょっと前から、昨年読んでました『王統明示鏡』の続きを少しずつ、本当に少しずつ(笑)読んでます。いまだに馬の王・パラハのお話です…。調べるのに時間かかってますが、自分で調べていく過程で文法は身につくのだろうと思いつつ…

身辺雑記

引越しの後片づけもほとんど終わり、ようやく落ち着いてきた感じです。しかし、引越しを機に日常雑貨、キッチンまわりなどいろいろと新しくしたりして、何かと出費がかさむのは痛いところ(笑)。ただ、その反面、来月後半、子供が生まれる予定ですが、そっ…

引越

今日は引越。それなのに、よりによって昨晩は38度超の発熱。本だけ自分で梱包すると言ってしまったのが恨めしくなる(笑)。解熱剤を服用して薬が効きだすまで仮眠したため、終わったのは夜中の2時。私が持っている本の量なんてたかがしれてますし、それに前…

スリランカといえば…

先日のスリランカ展のついでに。スリランカといえば、インド人に絶大なる人気を誇る『ラーマーヤナ』の話を思い出します。猿の神様・ハヌマーンが魔王・ラーヴァナに連れ去られたラーマ王の妻シータを連れ戻すために活躍するという有名なお話です。それにつ…