古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

神保町・穂高書店

今日、古書会館へ行ったついでに、すずらん通りからちょっと入ったビルの4階にある穂高書店さんに行ってきました。インド以外にも世界各国の出版物を扱ってらっしゃる書店さんです。モニエルのサンスクリット辞典のインド本のコンパクト版があるかなと思いまして、行ってみました。

店員さんに聞いて、いろいろと見せていただきました。で、そのモニエルのコンパクト版というのを見せていただいたんですが、元版とあんまり大きさが変らなかったのと、状態があまりよくなかったので、今回はパスさせていただきました。もうちょっと小さいのかと勝手に想像していたのですが、それとも、もっと他にあるんでしょうか。

逆に、お店の方に勧められたのは、モニエルの香港版リプリント。装丁や紙質、バインディングなど、イギリスのオックスフォード版とほとんど変らなくて、値段が4,400円。安すぎですよねぇ。実は私、大山堂にあるオックスフォード版を先週末に買ってしまったのでした(涙)・・・。そうかぁ、香港版というのがあったんだよね。。。ってあとの祭りで、ほぞをかむ(笑)。

それはさておき、モニエルのはもうすぐCD-ROMが入荷するとのお話でした。お値段は3,000円前後とか。

モニエルのコンパクト版を買うつもりが、思わずMotilal社のアプテのハンディ版辞書(増補改訂版)を購入してしまいました。3,700円ほどです。大体、モニエルとアプテの違いをわかっているのかどうかも怪しげなのに、ハンディ版という片手で楽に持てるところに惹かれて買ってしまった、というのが正直なところです(笑)。帰ってから、「新・サンスクリットの基礎」の下巻末にある参考書・辞典類の解説のところを見てみますと、アプテのは、多くの文学作品から集められた例文によって、一つの語に多くの意味があるということを明らかにしているところが、特色のようですね。

穂高書店は、個人の通販もやってらっしゃるようなので、今度メールで注文してみたいと思ってます。Motilal社の出版カタログをいただいちゃいましたので、帰りの電車内でパラパラと見てました。