古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

10月に入って

あっという間に10月に入り、年賀状の予約の案内とかも来て、今年も早いもので先が見えてきました。10月といえば、我々の業界ではいろいろとイベントもあって、忙しくなるようです。早稲田の方は、今青空古本祭を開催してるようですし、神田も地下室の古書展とか洋書バーゲンとかいろいろあるようですし。


さて、昨日の火曜日は、洋書会とサンスクリットの勉強でした。洋書会はデンマーク語のキルケゴール全集なんかが出てましたが、まだ持ってきてませんので、詳しくは後ほどお店のページの方で。

サンスクリットの方は、散文のところは、辞書を引けばすぐ分かる感じなんですが、どうも偈の部分は、単純に辞書を引いても訳せず、理解に苦しみますね。

そんな偈の中にも、面白いものがありました。前に読んだところですが、

पुनर्दारः पुनर्वित्तं पुनः क्षेत्रं पुनः सुताः।
पुनः शुभाशुभं कर्म शरिरं न पुनःपुनः॥

奥さんや財産や土地、息子、善い行い・悪い行い、こういうのは取り替えることができるけど、身体だけは取替えがきかない・・・。

なにやらジョークのようで、笑ってしまいます。

今読んでるところの偈でも、ヴィシュヌのお臍に生えた蓮から生まれた、4つの顔をもつブラフマーっていうのが出てきて、インド神話とかの知識がない私には、他で調べないとよく分かりませんでした。


さて、昨日も今日も、帰宅してからは、卒論の草稿の手直し作業をやろうとしたんですが、進み具合はボチボチといったところ。焦ってもなかなか進まず。時の経つのは光陰矢の如く感じますが、勉学の方は、桃栗三年〜という感じで、地道にやっていくしかなさそうですね。