時節柄、最近こういう記事を読ませていただきまして、へぇーと思いました。「クリスマス=弥勒菩薩の誕生日」という説がこれから定着していくかどうかは???ですが(笑)、もうちょっとそれらしい裏づけがなされれば、面白くなっていくと思います。私自身も調べてみたいと思います。
クリスマスとミトラ教
12月25日はイエス・キリストの誕生日としてキリスト教の祭日となっている。しかし、実際にはイエス・キリストがいつ生まれたかは定かではなく、12月25日をクリスマスとして祝うのは後世に後付けされた習慣である。聖書にもイエス・キリストが生まれた日付は記述されていない。
前述のローマ帝国時代において、ミトラ教では冬至を大々的に祝う習慣があった。これは、太陽神ミトラが冬至に「生まれ変わる」という信仰による。(短くなり続けていた昼の時間が冬至を境に長くなっていくことから)
この習慣をキリスト教が吸収し、イエス・キリストの誕生祭を冬至に祝うようになったとされる。
〜Wikipedia「ミトラ教」より〜
弥勒菩薩とミスラ神との関係
弥勒菩薩は、古代アーリア人の神話に登場する神ミスラが仏教に入り、菩薩として信仰されたものと考えられる。ミスラはミトラとも呼ばれ、古代のイラン・インドにおいて信仰されていた神であり(『アヴェスター』や『リグ・ヴェーダ』に登場する)、ゾロアスター教においては、太陽神として重要な役割を持つ。ミスラはクシャーナ朝ではミイロ(Miiro)と呼ばれ、この語形が弥勒の語源になったと考えられている。ミイロの神格は太陽神であるということ以外不明であるが、定方晟はマニ教の影響なども考慮して、救世主的側面があったのではないかと推測している。弥勒はサンスクリット語では、「マイトレーヤ」というが、マイトレーヤは、「友情厚い・慈悲深い」という意味で、ミスラの転用あるいは変形と考えられる。メソポタミア、イラン、インド等において、紀元前にあって、ミトラ神に対する広範囲な信仰があった証拠があるが、ミトラを主神とする固有の宗教があったかは明らかでない。(固有の宗教としては、ローマ帝国治下の地中海世界で信仰されたミトラス教が存在するが、これはイラン等のミスラ信仰の系譜にあり、また別の宗教である)。〜Wikipedia「弥勒菩薩」より〜
それにしても、ミトラ教にしても、マニ教、ゾロアスター教にしても、私にはわからないことばかり(笑)。
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