昨日くらいから鼻水とくしゃみが出るようになって、何だか花粉症のような症状。何故この時期に?あるいは風邪?何だかよく分からないうちに症状も治まってしまいましたが、ともかくそんな体調で、図書館からキルケゴールの『哲学的断片』と『あとがき』部分の著作集を借りて読んでます。ま、ある程度予想してはいたのですが、なにかこう、ネチネチと同じところをぐるぐる回ってるような感じで(笑)、読み通すのに時間と忍耐力が要ります。キルケゴールって入門書も少ない感じですし、これとかこれなどの哲学入門書シリーズに入っててもよさそうですが、哲学者というよりは宗教者という位置づけからか、入ってないようです。『90分でわかる〜』シリーズくらいですか…。
そんなわけで、いろいろ探してみましたが、先日職場の棚から(笑)分かりやすい本を見つける。レポート課題と本書の内容が合致してますし、翻訳ものの割にかなり読み易く、これを手がかりに著作集を読んでいってます。キルケゴールの実存における、無限的なものと有限的なもの…という「逆説」・「総合」は、ともすれば禅仏教と響き合うようなところがありますね。どちらも、一挙にして自己矛盾的、そして知識や論理、言語を超えた内面性としての体験ですからねぇ…。
- 作者: マドレーヌキム,酒井一郎
- 出版社/メーカー: 金鳳娘
- 発売日: 1988/06
- メディア: 単行本
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