震災後1週間程、ご来店のお客様、ネットのご注文も止まってしまいましたが、そろそろ通常に戻りつつある今日この頃です。といっても、古本屋の場合、いつもと大して変わらないかもしれませんが…(笑)。先日、仏教学関係のお客様方へDMを送らせていただきましたが、ちょうど年度末と重なり、出張買取のご依頼が立て込んでおりました。月曜日は富山、昨日は都内、今日は埼玉。
さて、最近は、サンスクリットと漢文の基礎力強化に励んでますが、『本当は危ない論語』が面白かったので、先日来こちらを読んでおります。
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- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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『漢文力』の方は、金子みすゞの詩が引用されているのが印象的です。震災後、「こだまでしょうか」収録の本に注文が殺到しているそうですが、こういう詩を読むと彼女が仏教とか宗教に対してどう考えていたんだろう?って思ってしまいますねぇ。
蓮と鶏
泥のなかから
蓮が咲く。
それをするのは
蓮ぢやない。
卵のなかから
鶏が出る。
それをするのは
鶏ぢやない。
それに私は
気がついた。
それも私の
せいぢやない。