古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

ふしぎなキリスト教

橋爪・大澤両氏の対談とくれば、買わねば!というわけで、出たばかりのこちらを購入。新書にしてはボリュームありますが。

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

昔むかし、あるところに、七人家族が暮らしていました。「戦後日本」と、表札が出ていました。

家族は両親と、五人のきょうだい。「日本国憲法」「民主主義」「市場経済」「科学技術」「文化芸術」という名の、いい子たちでした。

でもある日、五人とも、養子だったことがわかります。「キリスト教」という、よその家から貰われて来たのです。

そうか、どうりで。ときどき、自分でもおかしいなと思うことがあったんだ。そこできょうだいは相談して、「キリスト教」家を訪問することにしました。本当の親に会って、自分たちがどうやって生まれたか、育てられたか、教えてもらおう。忘れてしまった自分たちのルーツがわかったら、もっとしっかりできるような気がする…。(「あとがき」より)