橋爪・大澤両氏の対談とくれば、買わねば!というわけで、出たばかりのこちらを購入。新書にしてはボリュームありますが。
- 作者: 橋爪大三郎,大澤真幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/18
- メディア: 新書
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昔むかし、あるところに、七人家族が暮らしていました。「戦後日本」と、表札が出ていました。
家族は両親と、五人のきょうだい。「日本国憲法」「民主主義」「市場経済」「科学技術」「文化芸術」という名の、いい子たちでした。
でもある日、五人とも、養子だったことがわかります。「キリスト教」という、よその家から貰われて来たのです。
そうか、どうりで。ときどき、自分でもおかしいなと思うことがあったんだ。そこできょうだいは相談して、「キリスト教」家を訪問することにしました。本当の親に会って、自分たちがどうやって生まれたか、育てられたか、教えてもらおう。忘れてしまった自分たちのルーツがわかったら、もっとしっかりできるような気がする…。(「あとがき」より)