古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

釈尊生誕地に巡礼した人びと

こちらが出たようです。

河口慧海への旅  釈迦生誕地に巡礼した人びと

河口慧海への旅 釈迦生誕地に巡礼した人びと

河口慧海の生涯を丹念にたどり、その業績と後世に及ぼした影響を明らかにする
日本とネパール、120年の文化交流史。
河口慧海をはじめ、インド・ネパールに旅した人々の足跡を辿る旅と研究の軌跡。

「日本ネパール協会が調査してつくった戦前ネパールを訪問した人のリストには、河口慧海を初めとして、大谷仏跡調査隊、高楠順次郎らの仏跡巡礼者、野生司香雪画伯・井出鉄蔵大佐、建築家天沼俊一ら人数にしてせいぜい一二人しかあがっていない。しかしインドを旅した人びとの古い記録を調べて、ずいぶん多くの人びとがネパール領内に入り、この仏跡に詣でていたことがわかった。加えて日本を訪れたネパール人を含めて、日本とネパールの交流にたずさわった人びとの足跡をたどりたい。」(本文より)

釈尊生誕地といえば、昨日の朝日紙面に、ネパールのルンビニを、イスラム教のメッカ、キリスト教のバチカン並みの聖地にしようと、ある中国系企業が大規模なインフラ整備を計画しているという記事が載ってましたね。なんでも、複数の高級ホテルや商業モール、仏教系大学の設立、チベットからカトマンズを経由する鉄道の整備などをはじめとして、巡礼客を10倍にするのが目標なんだとか。


聖地の商業化。チベットに続いて、とうとうルンビニもかよ、というのが正直なところですが。