古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

売りものではないんですが…

今年の3月は、例年以上に本の買取が多かったです。何か連日外を廻っていたという感覚。しかし、いろいろとお声をかけていただくのは非常にありがたいことで、仏教書はじめ良書が大量に入荷しております!!

そのなかで、個人的に興味を惹いたのが、ある仏教研究者の方の蔵書。密教系が主だったのですが、どれもかなり使いこまれていて、相当勉強されていたことが窺われました。これなんかはその最たるもの!

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これはあの縮刷版の梵和大辞典ですが、これを見て、私は絶句…。

やはりこれだけ使いこなさないと、ダメなんだなぁ、と(笑)。

それに引き換え、私のものときたら…
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まだまだ修行が足りん!ということですねぇ(^^;;
しかし、どれだけ使いこなせば、ああなるのか…。


これは、店の個人用の棚に入れておき、モチベーションを上げるために取っておきます!
毎日これを目にすれば、自分もやらなければという気持ちになるはず。


あと、これはコピー本なんで、売りものではないんですが。
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倶舎論のプラダン本(1967年)。なかなか出まわってないものなんで、私もコピー本を作ろうと思っていたところでした。

これは私が使わせていただきましょう!