古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

一区切りをつける

昨日は中間発表会で発表してきました。

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土曜日とあって大学は人も疎らでしたが、京都駅は観光客で凄い混雑でした。朝の新幹線の乗車率も凄かったです。コロナが落ち着いてきて、昨日から4連休という人も多かったのでしょう。

 

往復の車内ではこちらを読んでました。

以前読んだと思いますが、記憶になかったくらい前でしたので、今回買い直して読んでみました。前半のキリスト教福音書と仏伝との共通点とその比較研究史、そして両者の源泉としてのゾロアスター教大乗仏教の起源としてのインド・イランのアーリア文化…。実に興味深い。観光客で賑わう車中で、独り梶山先生の名著に耽っておりました(笑)。

 

さて、今回の発表会。参加者は先生方含めて20名弱でした。以前に比べるとやはり少ない印象ですね。発表を終えて、今回の内容には一区切りをつける。気づいたところを修正して、紀要か雑誌への投稿等で論文にして、次の研究へと切り替えていきます。

 

今回の発表は、実は以前から気になっていたことをまとめたもので、従来の概念を再考しようというものでした。それに対し、今読んでる写本の方は、これまで読まれてないものだけに、個人的にも刺激的ですし、それを批判的に取り扱えれば面白いものになるんじゃないか、そう思ってやってます。