古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

松濤ノート

東大図書館には、高楠順次郎河口慧海の両氏によって収集された梵文写本が570部所蔵されているそうですが、そのカタログは松濤誠廉先生によって作成されてます。

 

松濤先生がその調査をした際にまとめた直筆ノートというのが公開されております。

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iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp

 

私が読んでる写本についても記述があります。それを読んでいく上で、非常に便利なので、よく参照させてもらってます。写本中にも、その一部分にノートを参照せよという、松濤先生が付したと思われる付箋があるので、このノートを見ることになります。

 

最近気になってたのは、同一の写本が東洋文化研究所で公開されているものと、総合図書館で公開されてるものとで、その順序が異なるものがあるところです。今まで何度か言及している、途中で違う経典に入れ替わってしまう例の写本なんですが、写本に付された番号―たぶんこれは松濤先生が付けたもの―がその番号順に並んでるものとそうでないのがあります。おそらくデジタル化に際して、その順序を経典ごとに並び替えたのかと思うのですが、番号が付いてないのはランダムに並んでいたりして、よくわからないところがあります。

 

その辺はさすがに松濤ノートでは分かりませんので、自分で調べるしかなさそうです。