仏教学講読3

講読の3は、森山先生です。カマラシーラの『修習次第』について。

講義の内容としては、まずは、カマラシーラについての簡単な説明。カマラシーラは、シャーンタラクシタというチベットに初めて仏教を伝え、サムエ寺というチベット初の仏教寺院を建立し、チベット初の出家僧を誕生させた人のお弟子さんとされている人物です。チベットでは、インド系仏教の他に中国・禅宗が興隆を極め、インド系の仏教と抗争がおこるようになったようです。そうしたなかで、サムエ寺において、中国の禅僧・摩訶衍との論争がおこり(サムエの宗論)、『修習次第』はその論争に決着を与えるという形で、チソンデツェン王の御前で著されたものだそうです。

『修習次第』については、慈悲心、菩提心、実践と修行者がたどる過程が示されています。そして、実践については、智慧と方便、具体的には六波羅蜜、四無量心、四摂事や聞・思・修の三慧や止観双運等について。

講義は、Tucciの「Minor buddhist text」からのコピーが配布されて、その文を読んでいくという形式で進められました。サンスクリットは、多少かじってますので、前回よりも少しは理解できたような気がしました。文法の基本的な説明がわかったり、見覚えのある単語も結構出てきて、なんだかうれしかったです(!?)。

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