博論の書籍化について
最終選考に合格した博士号支援事業の授与式に出席してきました。
今回は、私を含めて7名の方が選出されました。選考決定証と目録の授与の後は、その方々と歓談の場もありました。あとはインタビューと写真撮影がありました。
助成金をいただくことになり、博論の書籍化を考えています。
当初の考えでは、偈頌品全体の校訂テキストを巻末に付けることを考えていたのですが、それは分量的にも、私の能力的にも、現実的ではないので、私が博論で引用した部分だけでもきちんと校訂すべきだという風に考えを改めました。それは口頭試問の際に指摘された点です。
経典の引用文はすべて、全写本を見た上での校訂されたものなのか?そこが不明確であると口頭試問で指摘されました。実際、一部、写本を見たところはあったのですが、そうでないところもあったので、そこは改めた方がいいのでは、と。
この点は、考えてみれば当然のことなんですが、私は、偈頌品全体の校訂にばかり気を取られ、そのことで頭がいっぱいで、口頭試問で指摘されるまで上記の点に気づきませんでした…。
その他にも要修正部分がありますので、博論の改訂版として完成させたいと思っております。