研究の醍醐味
テキストの校訂作業を進めております。現状の唯一の校訂本とその誤植を訂正したといわれる本を見ながら、現状で見れる東大所蔵の複数の写本の読解を進めてるんですが、やっていくうちにその校訂本について、疑問に思うことが多くて、頭を抱えることがしばしば。
これについては以前にも書きましたが、まず、写本の誤記を無視している。それだけでなく、たぶん東大の写本は全部見てないと思われます。
さて、先日中間発表会の案内が来ました。以前と違って今は、大学ホームページ内の在学生専用サイトから出欠を出したり、そこにいろいろと情報が提示されていて、かなり便利になりました。発表会も、コロナの状況によっては、オンラインで…ということにもなりかねませんが、準備を進めていくつもりです。
現状、構想は固まりつつあるんですが、もうちょっと練る必要があるのかな…というところで、仕上げるにはもうちょっと時間がかかるかも。あぁでもない、こうでもないと考えを巡らせ、構想を深めていく過程というのは、研究の醍醐味だと思ってます。
私が読んでる経典について体系的な研究の一つであるこちらを最近は読み進めてます。
大拙のも読まないと…。