緊急事態宣言が出され、異常な事態になっております。いろいろと心配なことが増えますが、こういうときは、今までサボっていた勉強をするにかぎるということで、自室にこもって作業する時間が増えました。
現在、各写本の異同をすべて見た上でのクリティカル・エディションを作ろうという野望をもっておりますが、写本が沢山ありすぎて、全然進んでおりません…(苦笑)。
とりあえず、ネット上で見れる東大所蔵の7種の写本と唯一の校訂本を対照して読んでいってます。特に、読み方が変わってくるような異読は多くなく、誤記やそれぞれの書き手のクセが目立つような感じ。種類が多いので、時間もかかるし、結構大変ですね。
しかし、この7種の他にも、書籍化されてるのですと、龍大所蔵の善本叢書シリーズの1冊とインドのśatapitaka series中の1冊があり、その他ドイツ・ハンブルク大学所蔵の写本が11種あるんですよね。それぞれフォリオサイズで100葉以上あるのを果たして複写して送ってもらえるのだろうか?それともオンライン上での公開を待った方がいいのか、などなど素朴な疑問を持ってるのですが、今回のコロナ騒ぎがひと段落したら問い合わせてみたいと思ってます。
それはそうと、文献学の入門書であるこちらを読み返してます。
あとは、以下も再掲になりますが、時間とお金に余裕ができたら読んでみたい。
Textual Criticism and Editorial Technique (Teubner Studienbuecher Philologie)
- 作者:WestProf. Dr., Martin L.
- 発売日: 1973/01/01
- メディア: ペーパーバック