GWは、仕事に行く以外は基本的に部屋に籠って勉強です(^^)
連休中、twitterで知ったこちらの船山先生の論文を読みました。
それと関連するこちらの論文も。
一般的にネパール系の写本ではsattvaやtattvaなどをsatva, tatvaと表記しているようです。あと、rの後の子音が重複されるとか(dharmaやvartateをdharmma、varttateなどのように)。
私が読んでいる写本でもsattvaはほとんどsatvaとなっていて、しかし、校訂本はそれをsattvaと注記もなく訂正してまして、私も前から疑問に思ってたところでした。その点で、非常に興味深く読むことができたのでよかったです。
あと、船山先生の論文にある、satvaがヴェーダ語のsatvan(勇者、英雄、戦士etc.)と関連があるのではないかというのもすごく興味深いところ。bodhisatvaを菩提薩埵と訳す場合、薩埵の語義に丈夫とか立派な人という意味が込められていて、それはヴェーダ語の意味を酌んでいるのではないか⁉というのも興味深く思いました。bodhisatvaのインド的な意味はその辺なんでしょうか。つまりsattvaよりもsatva?
こんな感じで、satvaかsattvaか、一文字入るか入らないかを巡って、立ち止まって一日考えていたりするんで、なかなか進まないんですよね…(笑)。