古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

松江を訪ねて

8/31(土)・9/1(日)と松江で開催された印仏(日本印度学仏教学会)にて発表をしてまいりました。今回が印仏発表デビューということで結構緊張しましたが、無事に終わり今ではほっとしています。松江くらいの規模の街ですと、どこに行っても業界関係者に遭遇してしまうという感じでしたが、さすがに夜行のスサノオ号は、私だけでした(笑)。片道12時間、ぐっすり!?眠れました。あれって、東京八重洲から出雲大社直行便が出てて、朝7時半に出雲大社に着いて参拝できるので、前日が観光日の私には便利でした。出雲大社からはレトロな一畑電車でのんびりと松江市内へ。

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f:id:furuhon-ya:20130831082825j:plain:right:w200その後、松江市内を散策しましたが、湖畔の風情ある街並みでした。ずっと雨だったので、晴れた宍道湖を見れなかったのが、残念ではありましたが。本屋関係は、駅ビルに今井書店さんというその地域では有名な新刊書店が入っておられたので、すかさずチェック。古本屋さんは松江城近くにあったブックオフと、もう1店(ダルマ堂さん)見つけましたが、店名からして仏教書!?と一瞬期待が膨らみましたが、残念ながら時間がありませんでした。こちらみたいにダッシュで突撃したかった(笑)。古本のセドリなんかしてる余裕は全くなかったんですけど(笑)。地方に行くとどうしても気になりますね。職業柄しようがないです(苦笑)。


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f:id:furuhon-ya:20130830115923j:plain:right:w200それ以外には、中村元記念館にももちろん行ってきました。学会会場から無料シャトルバスが出るというのも知らず、学会前日に自腹で行ってしまったのは痛かったですが…(涙)。ともかく、蔵書閲覧室とその書斎の復元スペースを見させていただきましたが、おおよそ予想通りなラインナップでした。ああいうのを見るときは、やはり自分でも気付かないうちに古本屋モードな眼で見てしまいますね(笑)。私も何故か持っている、元・デリー大学S.R.Bhatt先生編集のこちらの本(『Buddhist Thought and Culture』)もケースに入れられて飾られてたのを覚えてます。


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とにかく、今後も続けて発表していかないとまずいんだなと、心に期すものがあった今回の旅行ではありました。